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iZotope、「RX 11」を発表…… ラウドネスを自動で最適化、SpotifyやApple Musicの配信音質をシミュレートする機能も搭載

iZotopeが、RXを約1年半ぶりにアップデート。大幅に機能強化されたニュー・バージョン、「RX 11」がリリースされました。

iZotope - RX 11

RXの新バージョン、「RX 11」(画面はAdvanced)

2008年に最初のバージョンがリリースされたRXは、オーディオの修復/トリートメントを高精度かつ包括的に実行できる、業界最高水準のレストレーション・ソフトウェアです。最先端のテクノロジーと独自の機械学習アルゴリズムによって、まるで魔法のような処理を実現するRXは、世界中のクリエイター/エンジニアに愛用されており、ハリウッド映画やテレビ番組などのオーディオ・ポストプロダクションの現場でも必携のツールとなっています。

iZotope - RX 11

世界中のクリエイター/エンジニアに愛用されているRX

そんなRXのニュー・バージョンとなる「RX11」では、新機能が追加されただけではなく、多くの既存機能が改善されました。その1つが、オーディオ素材に含まれる人間の声とバックグラウンド・ノイズを分離する『Dialogue Isolate(ダイアログ・アイソレート)』(StandardAdvanced)で、「RX11」では処理のベースになるニューラル・ネットワークの全面的な見直しにより、なんとリアルタイム処理に対応(!)。プロセッシング・レーテンシーも約2,000サンプルに抑えられているため、配信などの用途でも十分使用することができます。また、新しいニューラル・ネットワークの採用によって、分離精度も向上しており、バックグラウンド・ノイズとともに響きを除去することができる“Reverb”パラメーターも搭載。さらにAdvancedでは、より高精度な処理を実行できる“Best Quality”モード(オフライン処理)や、オーディオ素材をロー/ローミッド/ハイミッド/ハイという4バンドに分割し、帯域ごとにプロセッシング・レベルを変えられるマルチバンド処理も利用できます。

iZotope - RX 11

リアルタイム処理に対応した『Dialogue Isolate』(画面はStandard)

iZotope - RX 11

Advancedでは『Dialogue Isolate』のマルチバンド処理も可能

そして完全な新機能で注目なのが、『Loudness Optimize(ラウドネス・オプティマイズ)』と『Streaming Preview(ストリーミング・プレヴュー)』という2つの新モジュール(StandardAdvanced)。『Loudness Optimize』は、その名のとおりラウドネスを自動で最適化してくれるモジュールで、“Learn”ボタンをクリックすると、「RX11」はオーディオ素材の音量やダイナミクスを解析。その結果を基に、最適なラウドネス・レベルに自動で補正してくれます。自動で最適化と言っても、単純なオン/オフ機能ではなく、“Boost”、“Threshold”、“Ratio”、“Speed”という4つのパラメーターが用意され、“Glue Master”や“Subtle Master”といったファクトリー・プリセットも収録。自分が求める音量感/音圧感に追い込んでいくことができます。

iZotope - RX 11

ラウドネス・レベルを自動で最適化してくれる『Loudness Optimize』

もう1つの『Streaming Preview』は、代表的な配信プラットフォームで楽曲が再生された際の音の変化をシミュレートできるモジュール。Spotify、Apple Music、Amazon Music、Tidal、YouTubeといった配信プラットフォームを選択可能で、配信時の音を確認しながらマスタリング(最終的な補正)を行うことができます。配信プラットフォームごとに“High Quality”や“Loud Volume”といったバリエーションも用意され、コーデックや配信ビット・レートを選択することも可能。これは音楽制作ユーザーに歓迎されそうな新モジュールです。

iZotope - RX 11

配信時の音をシミュレートできる『Streaming Preview』

iZotope - RX 11

代表的な配信プラットフォームを選択可能

その他、ミックスされたオーディオのバランスを再調整できる『Music Rebalance』も、新しいニューラル・ネットワークの採用によって精度が改善され、『Repair Assistant』や『Dialogue Contour』の機能も強化。また、メイン画面には新たに“Mid/Side”モードが追加され、ソフトウェアを再起動することなくオーディオ・デバイスを切り替えられるようになるなど、細やかな使い勝手の改善も実施されています。

iZotope - RX 11

新しいニューラル・ネットワークの採用によって精度が改善された『Music Rebalance』

RX11」は、これまでどおりElementsStandardAdvancedという3段階のグレードで提供されますが、おすすめはほとんどの機能が使えてAdvancedよりも安価なStandardということになるでしょう。バンドルを含む各製品の販売価格は以下のとおりで、2024年6月13日までの期間限定で、最大60%OFFのイントロ・セールも実施されています。さらなる詳細は、メディア・インテグレーションのWebサイトをご覧ください。

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