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Arturia、「V Collection 11」を発表…… JP-8000を再現した「Jup 8000 V」と、魅惑の“ローファイ・シンセサイザー”「Pure LoFi」が登場
Arturiaが、V Collectionをv11にバージョン・アップ。ローランド JP-8000をモデリングした「Jup 8000 V」と、新開発のローファイ・シンセサイザー「Pure LoFi」が新たに追加されました。

Arturiaの最新バンドル、「V Collection 11」
Arturiaからソフトウェア・インストゥルメントの最新バンドル、「V Collection 11」が登場しました。本日(2025年4月25日)から販売が開始される「V Collection 11」では、「Jup 8000 V」と「Pure LoFi」という2種類の新作音源が追加され、Synthx V(Elka Synthexのモデリング)、MiniBrute V(Arturia MiniBruteのモデリング)、Augmented YANGTZE(中国エッセンスのアコースティック音源)、Augmented MALLETS(マレット音源)という4種類の既発音源もこのバージョンから同梱。また、SEM V(Oberheim SEMをモデリング)とAugmentedシリーズは完全に再設計され、音源の基盤となるサウンド・エンジンも大幅に改良されるなど、多岐にわたってブラッシュ・アップされました。今回のバージョン・アップで、V Collectionに含まれる音源の数は実に45種類になります。

ローランド JP-8000を元に開発された新作音源、「Jup 8000 V」
何と言っても注目は、「Jup 8000 V」と「Pure LoFi」という2種類の新作音源でしょう。「Jup 8000 V」は、ローランドのアナログ・モデリング・シンセサイザー JP-8000を元に開発された音源で、同機の肝である“SuperSAW”をはじめ、7種類のオシレーターを完璧に再現。その上で、高機能なマルチ・アルペジエーター/メロディック・シーケンサー、『Transe Gate』をはじめとするオリジナル・エフェクト、強力なモジュレーション・システムを搭載し、よりパワフルなシンセサイザーとして進化しています。一方の「Pure LoFi」は、ローファイ・サウンドにフォーカスしたユニークな音源で、3種類の“ローファイ・エンジン”と様々なタイプの“ローファイ・プロセッサー”を搭載。MPC60やSP-1200といったヴィンテージ・マシンを再現できる9種類のハードウェア・イミュレーションも用意され、温かみのあるローファイ・サウンドから揺らぎのあるアンビエンス・サウンドに至るまで、ありとあらゆる音色を作り出すことができます。

魅惑のローファイ・シンセサイザー、「Pure LoFi」
今回のバージョンから、10種類の音源を収録したライト・エディションも用意されるV Collection(45種類の音源を収録したエディションは「V Collection Pro」、10種類の音源を収録したライト・エディションは「V Collection Intro」という製品名になります)。さらなる詳細は、ArturiaのWebサイトをご覧ください。