PROGRAMMING
Cycling ’74、Max 8.6をリリース…… SFZファイル対応によってサンプリング音源を簡単に実現、ゲーム・コントローラーを利用できる新オブジェクトも登場
Cycling ‘74が、Max 8.6をリリース。多くの新機能が追加されました。
Max 8.5のリリースから約1年1ヶ月、次期バージョンとなるMax 8.6が登場しました。新しいMax 8.6では、Max for Liveが間もなく正式リリース予定のLive 12に対応。また、信号のマッピング/ルーティングを簡素化できるlive.map/live.routing/live.modulate~というユーティリティー・オブジェクトも搭載され、MIDIノートを生成/編集できる新しいMax for Liveデバイス、『MIDI Tools』も追加されました。
新オブジェクトで注目なのは、.sfzファイルをロード/プレイバックできるsfizz~。このオブジェクトを使用することで、ポリフォニック発音のサンプリング音源をMaxで簡単に実現できるようになります。また、ビデオ・ゲーム用コントローラーを接続できる新オブジェクト、gamepadも登場。このオブジェクトを使用すれば、ビデオ・ゲーム用コントローラーをMaxの操作子として活用することが可能になります。
そしてMax 8.6の目玉と言えるのが、さまざまなタイプのデータを取り扱うための新しいメソッド、“Array(配列)”と“String(文字列)”の導入。Max 8.6では、40種類のarrayオブジェクトと30種類のstringオブジェクトが追加され、さまざまなタイプのデータを効率的に扱えるようになりました。
その他、Live 12のテーマにMaxのUIも追従できるようになるなど、多くの新機能が追加されているMax 8.6。さらなる詳細は、Cycling ’74のWebサイトをご覧ください。