MODULAR SYNTH
時計の“秒針音”をサウンド・ソースとして利用できるEurorackモジュール、Gieskes「Klok」がデビュー
Gieskesが、時計を音源として搭載したEurorackモジュール、その名も「Klok(クロック)」を発表。好事家の間で注目を集めています。
12HPの「Klok」は、時計の“秒針音”をサウンド・ソースとして利用できる大変ユニークなモジュール。Gieskesは、以前も同様のコンセプトのモジュールを発表しており、その最新モデルということになります。上部には本物の時計が組み込まれ、その秒針音はピエゾ・マイクによって収音/増幅された後、エンベロープ付きのバクトロールで減衰されて出力。クロック・ソースとして、時計とは独立したLFOを内蔵し、外部からのゲート信号でも秒針を進めることも可能になっています。
パネル下の5つの端子は左から、オーディオ出力、ゲート入力、オーディオ入力、内蔵LFOの矩形波出力、内蔵LFOの三角波出力、上の3つのノブは左から、オーディオの出力レベル、オーディオの入力レベル、内蔵LFOのレートとなっており、オーディオ入力の信号は秒針音とミックスされ、ともにバクトロールで減衰されて出力されます。また、内蔵LFOと時計は内部接続されていますが、背面のジャンパーで遮断することも可能。赤色のスイッチは、ゲート入力のマニュアル・ミュートとして機能するようです。
本物の秒針音をモジュラーシンセの中で活用できる、いかにもGieskesらしい遊び心あふれたモジュール、「Klok」。ModularGridによると、価格は176ドルとのこと。興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。