SYNTH & MACHINE
デヴィッド・ボウイやブライアン・イーノも使用した“カルト電子楽器”、「オムニコード(Omnichord)」の復刻モデルが発売
今なお根強い人気を誇る電子楽器、「オムニコード(Omnichord)」の復刻が決定。2023年秋頃、復刻モデルが発売になります。
鈴木楽器製作所が1981年に発売した「オムニコード」は、メロディーではなく“伴奏”に特化したユニークな電子楽器。中央に並んだ『コード・ボタン』を押しながら、右側の『ストラムプレート』と呼ばれるプレートを触れる/なぞることで、誰でも簡単に和音を奏でることができるのが特徴です。さまざまなジャンルに対応したプリセット・リズムやオート・ベース・ラインといった機能も備え、これ1台でバッキング・トラックが完結。最初はハープのような音色のみだった「オムニコード」ですが、後発モデルではギターやストリングスといった音色も選択できるようになりました。
デヴィッド・ボウイやブライアン・イーノ、ダニエル・ラノワといったアーティストが使用したことで、“カルト電子楽器”として広くその名が知られるようになった「オムニコード」。1996年に発売されたOM-300というモデルを最後に、その名を冠した製品は市場から無くなっていましたが、このたび鈴木楽器製作所の創業70周年を記念して復刻されることが決定しました。復刻モデルの詳細は不明ですが、鈴木楽器製作所のWebサイトによると、今年秋頃の発売が予定されているとのこと。“2023年版オムニコード”は一体どのような仕様/デザインで登場するのか、その発表が今からとても楽しみです。