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PreSonus、Studio One 6.1をリリース…… マスタリング/歌詞機能が大幅に強化
PreSonus Studio One 6.1がリリースされました。
昨年9月にリリースされたStudio One 6が、v6.1へとアップデートされました。コンマ1のマイナー・バージョン・アップですが、多くの新機能が盛り込まれ、さらに使いやすいDAWソフトウェアとして進化を遂げています。
音楽制作/プロダクション用途だけでなく、マスタリング・ツールとしても評価の高いStudio Oneですが、新しいv6.1ではラウドネス(音量感)の自動調整機能が強化。ラウドネス最適化セクションに『アルバム・モード』という新しいモードが追加され、アルバム(=複数の楽曲で構成される作品)のラウドネスを容易に最適化できるようになりました(Professionalのみ)。『アルバム・モード』では、楽曲間の相対的な音量感を維持したままラウドネスを最適化でき、アルバム全体を通して違和感のないラウドネスの調整が可能に。さらにv6.1では、マスタリング・プロジェクトでテンプレートを使用することが可能になり、これまで以上にスムースなマスタリング作業を実現しています(Professionalのみ)。
Studio One 6では日本語対応の歌詞表示機能が搭載されましたが、新しいv6.1では歌詞の編集機能が大幅に強化(Professionalのみ)。単語や行、セクション全体の入れ替え/並べ替えがワン・アクションで行えるリップル編集をサポートし、楽曲の別バージョンを管理できるスクラッチ・パッドを歌詞の試行錯誤用に使うことも可能になりました。また、画面表示がズーム・アウトしている際もマウス・オーバーすれば歌詞全体が表示されるようになり、MIDIファイルからの歌詞のインポートにも対応。さらに演奏モードには、歌詞をモニターやタブレットにスクロール表示できるプロンプター的な新機能も追加されました。
その他、ドロップ・ゾーンを使用したビデオ・インポートへの対応(Professionalのみ)、タイムコード表示に対応したビデオ・プレーヤー(Professionalのみ)、プロジェクトのフォーマットに合わせたFLACファイルのインポート、UIのカスタム・カラー作成などなど、多くの新機能が盛り込まれたStudio One 6.1。もちろん、既存のStudio One 6ユーザーは無償でアップデートすることができます。さらなる詳細は、エムアイセブンジャパンのWebサイトをご覧ください。