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Moog Modularシンセサイザーの共同開発者であり、Moogのための作品を世界で初めて発表したハーバート・ドイチュが逝去
アメリカの作曲家/発明家/教育者であるハーバート・ドイチュ(Herbert Deutsch)が逝去。ハーバート・ドイチュは、Moog Modularシンセサイザーの共同開発者としても知られ、Moog Music制作の公式ドキュメンタリーでもフィーチャーされていました(『GIANTS | Herb Deutsch』)
1932年、アメリカ・ニューヨークに生まれたハーバート・ドイチュは、幼少期から音楽と作曲を学び、マンハッタン音楽学校(Manhattan School of Music)で学士/修士を取得。1963年にボブ・モーグ(Bob Moog)博士と邂逅し、共同で“作曲家を支援する新しい楽器”の開発に取り組み、翌1964年、Moog Modularシンセサイザーを完成させました。中でもMoog Modularシンセサイザーの大きな特徴であるキーボード・インターフェースは、ハーバート・ドイチュが開発したものと言われています。ハーバート・ドイチュはまた、Moog Modularシンセサイザーのための楽曲を世界で初めて発表した作曲家であり(『Jazz Images – A Worksong and Blues』)、Moog Modularシンセサイザーをフィーチャーしたコンサートをかなり早い段階で行いました。ハーバート・ドイチュとボブ・モーグ博士が開発したMoog Modularシンセサイザーのプロト・タイプは現在、アメリカ・デトロイトのヘンリーフォード博物館(The Henry Ford museum)に所蔵されています(以上、Wikipediaより)。
アメリカ・ニューヨークのホフストラ大学(Hofstra University)の名誉教授だったハーバート・ドイチュですが、2022年12月9日、ニューヨークのマサペクア・パークの自宅で亡くなったとのことです。ご冥福をお祈りいたします。