Feature Image

SYNTH & MACHINE

先進の物理モデリング音源を搭載した強力なハイブリッド・シンセサイザー、Aodyo Instruments「Anyma Omega」がデビュー

Aodyo Instrumentsが、新型シンセサイザー「Anyma Omega(アニマ・オメガ)」を発表。強力な物理モデリング音源をフィーチャーした16ボイス/4マルチ・ティンバーのハイブリッド・シンセサイザーが、来年デビューを果たします。

Aodyo Instruments - Anyma Omega

Aodyo Instruments「Anyma Omega」

フランス北部の町、リールに拠点を置くAodyo Instrumentsは、クラリネット奏者でありシンセサイザー愛好家でもあるLaurent Pouillard氏が立ち上げたスタートアップ。一昨年、Kickstarterでクラウド・ファンディングが実施されたデスクトップ・シンセサイザー、Anyma Phiで注目を集めた新興の電子楽器メーカーです。

Aodyo Instruments - Anyma Omega

デスクトップ・シンセサイザー、Anyma Phi

同社の新製品「Anyma Omega」は、Anyma Phiのユーザーからのフィードバックを元に、そのコンセプトをさらに発展させたフル・スペックのシンセサイザー。49鍵のキーボード・バージョンとデスクトップ・バージョンの2モデルで展開され、合計123種類(!)のモジュールを自由にパッチできるセミ・モジュラー・タイプのサウンド・エンジンを搭載しています。サウンド・ソースとなるオシレーターは、『フィジカル・モデル』、『バーチャル・アナログ・モデル』、『デジタル・モデル(FMやウェーブテーブルなど)』など、合計44種類のモデル/ソースの中から選択可能。中でもAodyo Instrumentsが注力しているのが物理モデリング音源の『フィジカル・モデル』で、弦楽器/管楽器をシミュレートした複数の物理モデルを搭載しているほか、レゾネーターを指先で変化させることができる木製のリボン・コントローラーも装備しています。

Aodyo Instruments - Anyma Omega

「Anyma Omega」(キーボード・バージョン)

Aodyo Instruments - Anyma Omega

「Anyma Omega」(デスクトップ・バージョン)

Aodyo Instruments - Anyma Omega

デスクトップ・バージョンのリア・パネル

Anyma Omega」の主な特徴は、以下のとおりです。

Anyma Omega」は、2023年6月から順次出荷される予定で、ショップでの予価はキーボード・バージョンが1,650ユーロ/デスクトップ・バージョンが1,200ユーロ。現在、ショップでの販売に先駆けてKickstarterで予約販売が行われており、各50台限定のスーパー・アーリー・アダプター価格は40%OFF、各100台限定のアーリー・アダプター価格は30%OFF、早期予約価格は20%OFF、10セット限定の両バージョン・バンドル価格は43%OFFとなっています。さらなる詳細は、Kickstarterのキャンペーン・ページをご覧ください。

ローランド、新型フラッグシップ・シンセ、「FANTOM EX」シリーズを発表…… SH-101やJUPITER-8のACB音源を標準搭載

歌い手との距離をセンサーで測定し、音量と音色を自動で補正する“オートフォーカス・マイク”、LEWITT「RAY」がデビュー

Universal Audio、テープ・レコーダーをモデリングした新作プラグイン「Verve Analog Machines Essentials」を無償配布中…… 4月30日まで

Amigaをギター用ストンプとして使う…… Magical Synth Adventure、A500をエフェクターとして使用するビデオを公開

『Maxサマースクール・イン・藝大 2024』が7月29日から8月2日の日程で開催…… Maxの生みの親であるミラー・パケット氏、IRCAMの研究者も参加

ソニーの業務用モニター、PVMシリーズのミニチュア液晶モニターが登場…… 5インチと3.5インチの2モデルがラインナップ

IK Multimedia、珠玉の“メタル・トーン”を再現する「TONEX Metal Gems」をリリース…… Peavey 5150やSoldano SLO-100などを忠実にモデリング

シングルボードコンピュータをモジュール化した“Eurorack PC”、「PAC BOT」…… モジュラーシンセの中でDAWやプラグインを使用することが可能に

ストンプ・メーカーが作ったJUNO/Polysixインスパイアのバーチャル・アナログ・シンセ、VONGON「REPLAY」がデビュー

Amiga独特のローファイでクラッチーなサウンドを再現するプラグイン・サンプラー、PotenzaDSP「Amigo」がリリース

ディストーション・プラグインの傑作、iZotope「Trash」が復活…… 無償版の「Trash Lite」も提供されるように

ボタンとジョイスティックでコードを演奏できるポケット・シンセ、Pocket Audio「HiChord」が誕生

Waves、入力音のダイナミクスでエフェクトを変調できる、これまでにない空間系複合プロセッサー「Space Rider」を発売

Arturia、「Pigments 5」を発表…… マルチ・コア処理に最適化、1クリックでメロディーを生成するジェネレーティブ機能も搭載

ローランド、オール・イン・ワンのゲーム配信用デバイス、「BRIDGE CAST X」を発表…… HDMI入力の装備により、映像も扱うことが可能に

コルグ「handytraxx play」がデビュー…… クロス・フェーダーやルーパー、エフェクトを搭載、これ1台でDJプレイが楽しめるクリエイティブなレコード・プレーヤー

コルグ、伝説のシンセサイザーを復刻した「PS-3300FS」を発表…… 約半世紀の年月を経て蘇る、“全鍵ポリフォニック”のモンスター・シンセ

ALM/Busy Circuitsから便利モジュール、「MEGA MILTON」が登場…… レベル変換/ミキサー/スリュー・リミッター/S&H/マルチプルといった機能が集約

ICON