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S900やS1000、MPC60といったマシンが音楽シーンに与えたインパクトに迫った書籍、『The Rise Of Akai Professional』が刊行

1980年代から90年代にかけて、電子楽器の名機を数多く世に送り出したAKAI Professional。その歴史を綴った書籍が計画されています。

The Rise Of Akai Professional

『The Rise Of Akai Professional』

Kickstarterでクラウドファンディングが実施されている『The Rise Of Akai Professional』は、S900やS1000、MPC60といったマシンが音楽シーンに与えたインパクトに、関係者のインタビューや製品レビューで、あらためて迫る書籍(英語版)。筆者はAKAI Professional UKの代表を10年間務めたディヴィッド・コールフォード(David Caulfield)氏で、“(当時の)物語を知る人物が健在なうちに、すべてを詳細に綴った書籍を作りたい”と語っています。この本がカバーする期間は1984年から1995年までで、AKAI Professional UKのソフトウェア開発責任者でありS900の設計を担当したディヴィッド・コッカレル(David Cockerell)、日本での研究開発責任者だったトシ・タマキ(Toshi Tamaki)、そしてMPC60のソフトウェア開発を手がけたレジェンド、ロジャー・リン(Roger Linn)といった人物へのインタビューを予定しているとのこと。また、ディヴィッド・コールフォード氏はAKAI Professional UK時代、世界各国の技術者で組織された製品開発委員会の委員長も務めていたとのことで、そのときのチーム・メンバーにもさまざまな話を訊く予定とのことです。

The Rise Of Akai Professional

筆者のディヴィッド・コールフォード(David Caulfield)氏

ハード・カバー版、ソフト・カバー版、PDF版の3つのエディションでの刊行されるという『The Rise Of Akai Professional』。刊行は2023年4月の予定で、ハード・カバー版は40ポンド以上(PDF版も付属。A3サイズの特製ポスター付きは60ポンド以上)、ソフト・カバー版は35ポンド以上(PDF版も付属。A3サイズの特製ポスター付きは55ポンド以上)、PDF版は25ポンドとなっています。また、ロジャー・リンのサイン入りのスペシャル・エディション(ハード・カバー版。PDF版とA3サイズの特製ポスターも付属)も、限定100冊で用意されています。さらなる詳細は、Kickstarterのキャンペーン・ページをご覧ください。

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