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STOMP & GUITAR

AI機械学習でギター・アンプやストンプをモデリングできる革新的なソフト、IK Multimedia「AmpliTube TONEX」が発売…… 無償版も同時公開

IK Multimediaが、AI機械学習を使用した“モデリング・エコシステム”、「AmpliTube TONEX(アンプリチューブ・トーンエックス)」(Mac/Windows版)の販売を開始しました

IK Multimedia - AmpliTube TONEX

IK Multimedia「AmpliTube TONEX」

IK Multimediaが今年7月に発表した『AI Machine Modeling』は、AI機械学習を使用することで、音響機器を極めて高い精度でモデリングする革新的な技術です。この技術を活用した最初の製品となるのが「AmpliTube TONEX」で、ギター/ベース・サウンドにフォーカスしたこの製品では、実在するアンプやストンプを『AI Machine Modeling』によってリアルに再現。また「AmpliTube TONEX」では、既製のモデル(“Tone Model”)を使用するだけでなく、ユーザー自身が手持ちの機材をキャプチャーできる(“Tone Model”を作成できる)というのも大きな特徴です(『AI Machine Modeling』について詳しくは、こちら)。

IK Multimedia - AmpliTube TONEX

AI機械学習による革新的なモデリング技術、『AI Machine Modeling』

本日販売が開始されたのは「AmpliTube TONEX」のMac/Windows版で(iOS版も来月発売予定)、“Tone Model”をロード/エディットして使用する『Player』と、機材をキャプチャーしてオリジナルの“Tone Model”を作成するための『Modeler』という2つのセクションで構成されています。『Player』セクションでは、ロードした“Tone Model”を元に、EQ、ノイズ・ゲート、コンプレッサー、プレゼンスといったパラメーターをエディットすることが可能で、高品位なコンボリューション・プロセッサー『VIR』も搭載。『AI Machine Modeling』ではロードした“Tone Model”のアンプとキャビネットを仮想的に分離(!)することもできるため、“Tone Model”のアンプのみを使用し、キャビネットは『VIR』で再現する…… といった合わせ技も可能になっています。一方の『Modeler』セクションでは、手持ちの機材をキャプチャーして、オリジナルの“Tone Model”を作成することが可能。キャプチャー作業はわずか数分で終了し、作成した“Tone Model”は、IK Multimediaのクラウド・サービス『ToneNET』を使って他の人と共有することもできます。

IK Multimedia - AmpliTube TONEX

手持ちの機材をモデリングできる『Modeler』セクション

AmpliTube TONEX」のMac/Windows版は、スタンドアローンあるいはVST/AU/AAX対応のプラグインとして動作し、AmpliTubeユーザーは“Tone Model”をギア・モデルとして使用することも可能。無償版のTONEX CS(20種類の“Tone Model”を収録。“Tone Model”作成機能は無し)、ライト版のTONEX SE(200種類の“Tone Model”を収録)、スタンダード版のTONEX(400種類の“Tone Model”を収録)、最上位版のTONEX MAX (1,000種類の“Tone Model”を収録)という4つのグレードが用意され、beatcloudでの販売価格は以下のとおりとなっています。

AI機械学習を使用した革新的な“モデリング・エコシステム”、「AmpliTube TONEX」。さらなる詳細は、IK MultimediaのWebサイトをご覧ください。

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