MODULAR SYNTH
Eventideから、メロディーを生成する革新的なアルゴリズミック・シーケンサー、「Misha」がデビュー
きょう開幕した世界最大のシンセサイザーの祭典『SUPERBOOTH 22』(2022年5月12〜14日/於:ドイツ・ベルリン)。その開幕に合わせて、Eventideが新製品「Misha(ミシャ)」を発表しました。
EventideからEuroDDL以来となるEurorackモジュールの登場です。今夏発売予定の「Misha」は、音程に基づいた独自のアプローチによって、リアルタイムにメロディーを生成するアルゴリズミック・シーケンサー。ゼロからの生成だけでなく、既存のメロディーを元に新しいメロディーを生み出すことも可能になっています。メロディーを出力するCV/Gate端子は3組搭載し(和音の生成に対応)、3.5mm TRS端子のMIDI入出力も装備。興味深いのが、オシレーターを内蔵(!)している点で、専用のオーディオ出力も用意されています。
「Misha」の主な特徴は、以下のとおりです。
- 音程に基づいた独自のアプローチによってメロディーを生み出す、革新的なEurorackモジュール(28HP)
- メロディーは3組のCV/Gate端子とMIDI端子から出力
- MIDI/QWERTYキーボード用の外部コントロール・テンプレート
- 100種類のファクトリー・プリセットと、100種類のユーザー・スロット/カスタム・スケール(Scala対応)
- セリエル音楽で使用される伝統的な作曲技法に触発された、音列ベースのシーケンス・アルゴリズム
- 再生されるシーケンスを包括的にコントロールすることで、メロディーを簡単に変化/発展させることが可能
- リズミカルなバリエーションを生み出すクロック・ディバイダー
- 機能を割り当てられる4つのボタン 18種類のユーザー・プリセット
- 外部トリガー/コントロール信号のためのCV入力
- 外部クロックに同期するためのクロック入力。PPQは自由に設定可能
- 内蔵オシレーター用のオーディオ出力
- 3組のCV/Gate出力あるいはMIDI出力を使用した和音の再生
- Eventide Device Managerを使って簡単にファームウェアを更新できるMicro USBポート
- スケールや設定を保存/ロードできるmicroSDカード・スロット
「Misha」の北米での販売価格は599ドル。さらなる詳細は、EventideのWebサイトをご覧ください。