DAW & PLUG-IN
wavestateとopsixがDAW上で利用可能に…… コルグ、人気のハード・シンセのプラグイン版を発売
コルグが注目の新製品、「wavestate native」と「opsix native」を発表。人気のハードウェア・シンセサイザー2機種が、プラグインとしても利用できるようになりました。
wavestateとopsixのプラグイン版の登場です。本日、KORG Shopにてダウンロード販売が開始された「wavestate native」と「opsix native」は、wavestateとopsixの完全なソフトウェア・バージョン。価格は手頃ですが、内部のサウンド・エンジンは実機と同一で、ライブラリアン経由で音色をやり取りすることも可能になっています。
“Wave Sequence Synthesizer”を謳う「wavestate native」は、名機WAVESTATIONの流れを汲む高機能なデジタル・シンセサイザーで、時間軸で刻々と音色を変化させる機能=『Wave Sequencing 2.0』が最大のフィーチャー。ウェーブ・シーケンスは、複数のウェーブテーブル波形を連結して再生する機能ですが、「wavestate native」の『Wave Sequencing 2.0』では、ウェーブテーブル波形、ピッチ、タイミングといったパラメーターを個別のレーンで扱えるのが大きな特徴です。例えば、ウェーブテーブル波形が切り替わるタイミングとは無関係にピッチを変化/ループさせることができ、これまで以上に有機的な音色変化を作り出すことが可能。音色の元になる波形の総容量は実に数GB(!)にも及び、MS-20やPolysixをモデリングしたフィルターや最大14系統のエフェクトなども搭載しています。
一方の「opsix native」は、『Subtractive』、『Semi-Modular』、『Analog(Modeling)』、『Waveshaping』、『Additive』、『Classic FM』という6種類のアルゴリズムを搭載したソフトウェア音源。コルグ自ら“モンスター級”と謳うモジュレーション・マトリクス機能も搭載し、相当にディープな音づくりが行える超強力なデジタル・シンセサイザーです。パラメーター数は膨大ですが、ヴィジュアル・フィードバックを多く取り入れたわかりやすいユーザー・インターフェースによって、直感的な音づくりが可能。ステップあたり6音記録できる『ポリフォニック・モーション・シーケンス』や、30種類/3ブロックの高品位なエフェクト機能なども備えています。
「wavestate native」「opsix native」ともにMac/Windows対応で、VST3/AU/AAXの各フォーマットをサポート。KORG Shopでの販売価格は19,900円ですが、2022年4月5日までの期間限定で、イントロ・プライスの14,900円で販売されています。なお、実機を所有している人は、4,900円でクロスグレードすることも可能。さらなる詳細は、コルグのWebサイトをご覧ください。