関連リンク:
TECH & GADGET
Apple、クリエイターをターゲットにした新しいデスクトップMac「Mac Studio」と、27インチ・ディスプレイ「Studio Display」を発表
Appleは日本時間本日未明(北米現地時間3月8日)、『Apple Event』と題したオンライン・イベントを開催。新型デスクトップMac「Mac Studio」と、27インチ・ディスプレイ「Studio Display」を発表しました。待望のMac ProとMac miniの中間に位置付けられるデスクトップMacが遂に発売になります。
Mac miniを分厚くしたようなデザインの「Mac Studio」は、19.7cm四方/高さ9.5cmというコンパクトなデスクトップMac。処理を担うSoCは、M1 Maxあるいは最新のM1 Ultraを搭載し、Intel Xeonを搭載したMac Proを大幅に上回るパフォーマンスを実現しています(16コアのXeonを搭載したMac Proと比較して、M1 Max搭載モデルは最大50%、M1 Ultra搭載モデルは最大90%高速とのこと)。中でも最新のAppleシリコン、M1 Ultraは、現時点で“最もパワフルなパーソナル・コンピューター向けチップ”(Apple)とのことで、8K ProRes 422の非常に重いビデオを最大18ストリーム、同時に再生することが可能。同じことができるパーソナル・コンピューターは、他には存在しないとのことです。
メモリは、M1 Max搭載モデルは標準32GB/最大64GB、M1 Ultra搭載モデルは標準64GB/最大128GBという仕様で、SSDは最大8TBまで選択することが可能。接続インターフェースは、背面にThunderbolt 4を4ポート(USB 4/USB 3.1 Gen 2/DisplayPortに対応)、USB Type-Aを2ポート、HDMI、10Gb Ethernet、3.5mmのヘッドフォン端子を備え、さらには前面にも、2ポートのUSB-C(M1 Max搭載モデル) /Thunderbolt 4(M1 Ultra搭載モデル)と、SDXCカード・スロットを装備しています。HDMIはマルチチャンネル・オーディオ対応で、4ポートのThunderbolt 4と合わせ、最大5台(!)の外部ディスプレイを同時に使用できる設計になっています。
「Mac Studio」と同時に発表された「Studio Display」は、27インチ/5K Retinaパネル(5,120×2,880ピクセル/218ppi)を採用した高性能なディスプレイ。輝度は600ニト、True Toneテクノロジーにも対応し、オプションで映り込みを抑えたNano-textureガラスを選択することもできます。接続インターフェースはThunderbolt 3(USB-C)で、最大96Wのホスト給電にも対応。各種デバイスを接続できるUSB-Cも3ポート装備しています。もちろん、ビデオ会議用の12MP超広角カメラ、オーディオ集音用の3本のマイク・アレイ、オーディオ再生用の6本のスピーカー・システム(ウーファー×4、ツイーター×2)も搭載。これらを制御するA13 Bionicチップも内蔵し、オーディオ再生は空間オーディオもサポートしています。
「Mac Studio」「Studio Display」ともに2022年3月18日に発売され、価格は「Mac Studio」のM1 Max搭載モデルが249,800円から、M1 Ultra搭載モデルは499,800円から、「Studio Display」は199,800円から(Nano-textureガラス選択時は、242,800円から)となっています。さらなる詳細は、AppleのWebサイトをご覧ください。