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新世代のエレクトリック・ピアノ「Rhodes MK8」が正式に発表…… Moogシンセで知られるアクセル・ハートマンがデザイン
エレクトリック・ピアノの代名詞的存在、Rhodes。その最新モデルである「Rhodes MK8」が正式に発表され、予約受付が開始されました。
英国のRhodes Music Groupが発表した「Rhodes MK8」は、厳選された最高品質の部材を使い、最新の製造技術を用いて組み上げられた新世代のエレクトリック・ピアノ。“Rhodes”の名を冠したエレクトリック・ピアノとしては、2007年にRhodes Music Corporationが発売したRhodes Mark 7以来、約14年ぶりの新型ということになります。タイン、ピックアップ、ダンパー、ペダルの機構などはゼロから再設計され、音色、タッチ、イントネーション、ダイナミクスを大幅に改善。象徴的な“Rhodesサウンド”が、さらに最適化されています。
キーボードの製造は、世界的に有名な独KlugeKlaviaturen(Steinwayグループ)が担当し、微妙なニュアンスまで表現できる優れた演奏性を実現。音色を左右するプリアンプ回路は、「Rhodes MK8」用にカスタム設計されたもので、パラメトリックEQ、独立したドライブ、エンベロープ・コントロール、ワウ、4タイプの波形を選択できる新しいバリアブル・パンを備え、オーディオ・レート・モジュレーションや2系統のペダル入力による外部コントロールにも対応します。さらに出力段には、VCAアナログ・コンプレッサーと、“バケツ・リレー”方式のステレオ・エフェクト(コーラス.フェイザー、ディレイ)も搭載しています。
外装のデザインを手がけたのは、Moog製品やArturia製品で知られる世界的シンセサイザー・デザイナーのアクセル・ハートマン(Axel Hartmann)で、Mk1のクラシックなフォルムをベースに、現代的なデザインに仕上げられているのが特徴。なお、「Rhodes MK8」の外装はカスタム・オーダーが可能で、天板、ボトム・シェル、フロント・パネル、エフェクト・パネル、プリアンプ・パネルの色やスタンドの有無を選択することが可能。天板は現在、13色の中から選択でき、きらびやかなゴールド・スパークルやシルバー・スパークルといった色も用意されています。
「Rhodes MK8」は、2022年中に500台が製造される予定で、価格は9,450ドルから(外装の仕上げ、スタンドの有無によって異なります)。さらなる詳細は、Rhodes Music GroupのWebサイトをご覧ください。