Feature Image

TECH & GADGET

IK Multimedia、YouTube LiveやTwitchに最適なライブ配信用オーディオ・インターフェース、「iRig Stream Pro」と「iRig Stream Solo」を発表

IK Multimediaが新製品、「iRig Stream Pro(アイリグ・ストリーム・プロ)」と「iRig Stream Solo(アイリグ・ストリーム・ソロ)」を発表。ライブ配信用オーディオ・インターフェースの最新モデルが来月(2021年11月)発売になります。

IK Multimedia - iRig Stream Pro / iRig Stream Solo

「iRig Stream Pro」(右)と「iRig Stream Solo」(左)

一昨年暮れに発売されたIK MultimediaのiRig Streamは、iOS/Android/Mac/Windowsに対応したコンパクトなオーディオ・インターフェース。RCA端子のステレオ入力だけでなく、音声入力兼モニター用に便利なヘッドセット端子も備え、ライブ配信用オーディオ・インターフェースとして大ヒットを記録しました。同社が本日発表した「iRig Stream Pro」は、iRig Streamのコンセプトはそのままに、より機能を強化した上位モデル。「iRig Stream Solo」は、トーク系配信アプリでも問題なく使用できるアナログ接続モデルになります。

IK Multimedia - iRig Stream Pro / iRig Stream Solo

アナログ接続の「iRig Stream Solo」なら、Clubhouseなどのトーク系配信アプリでも問題なく使用できる

iRig Stream Pro」は、iOS/Android(USB Audio Class対応機種のみ)/Mac/Windowsをサポートしたオーディオ・インターフェースで、Lightning/USB-A/USB-Cの各端子に対応したケーブルが同梱。USBバス・パワーで動作します(スマートデバイスでファンタム電源供給を行う場合は、電池駆動あるいはACアダプター接続が必要)。24bit/96kHz対応のオーディオ入出力は、RCA端子のステレオ入力と3.5mm/4極TRRSのヘッドセット端子に加えて、新たにXLR/フォーン兼用コンボ端子のマイク/楽器入力を搭載。デバイス側からのループバックを合わせると、4系統のオーディオ・ソースを同時に入力できる仕様になりました。また、入力したオーディオをデバイスに送る方法も2通りから選択でき、デフォルトの『ステレオ・モード』では4系統のオーディオ・ソースはステレオにミックスされて送出。もう1つの『マルチ・チャンネル・モード』では、RCA端子のステレオ入力は1〜2ch、マイク/楽器入力は3ch、ヘッドセット端子の入力は4chと、パラで送出されます。『ステレオ・モード』はライブ配信時に便利なモード、『マルチ・チャンネル・モード』はDAWにマルチトラック録音する際に最適なモードと言えるでしょう。さらにループバックの機能も向上し、入力したオーディオをデバイス側でエフェクト処理してからループバックし、再度配信アプリに送るといった入り組んだルーティングにも対応。これまで以上に音を作り込んでライブ配信を行うことが可能になりました。

IK Multimedia - iRig Stream Pro / iRig Stream Solo

「iRig Stream Pro」のセットアップ図。下側にXLR/フォーン兼用コンボ端子のマイク/楽器入力も備わった

一方の「iRig Stream Solo」は、iRig Streamと似ていますが、デバイスとの接続インターフェースがアナログ(3.5mmの4極TRRS端子。ケーブルは直付け)というのが最大の特徴。トーク系配信アプリの中には、デジタル接続のオーディオ・インターフェースが上手く機能しないものがありますが、アナログ接続ならば問題なく使用することができます。RCA端子のステレオ入力と3.5mm/4極TRRSのヘッドセット端子を備え、もちろんループバックにも対応。単三形のアルカリ電池2本で約50時間使用できるというのも魅力です。デバイスはiOS/Android対応で、iPhone 7以降のiPhoneではAppleの“Lightning – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ”、2018年モデル以降のiPad Proでは“AppleのUSB-C – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ”が必要。Androidは、iOSデバイスと同じCTIA/AHJに準拠した4極TRRS端子を装備したデバイスでのみ使用することができます。

IK Multimedia - iRig Stream Pro / iRig Stream Solo

「iRig Stream Solo」のセットアップ図。デバイスとは3.5mm/4極TRRS端子のケーブルでアナログ接続する

流行のライブ配信/トーク系配信アプリに最適なオーディオ・インターフェース、iRig Streamシリーズ。両モデルとも2021年11月発売予定で、価格はオープン・プライス、市場想定価格は「iRig Stream Pro」が29,480円前後、「iRig Stream Solo」が7,700円前後となっています。さらなる詳細は、IK MultimediaのWebサイトをご覧ください。

ローランド、“ハンドパン”に着想を得た新しい電子楽器「Mood Pan」を発表…… プリセットされた環境音楽や自然音をバックに演奏することも可能

Waves、すべてのプラグインをV16にアップデート…… 待望のウィンドウのリサイズに対応、CLA-2AやCLA-76にはオート・メイクアップ・ゲイン機能が追加

AD

書籍『NHKの電子音楽』が刊行…… 日本で初めて電子音楽スタジオが設置されたNHKを中心に、我が国の電子音楽の歩みに迫った1冊

Cycling 74、Max 9を初めてプロモーション価格で販売中…… RNBOやアップグレードも対象、22日まで

Avid、Pro Toolsの最新バージョン、2025.6をリリース…… Spliceが統合され、ARAでSynthesizer Vを利用可能に

ALM/Busy Circuitsから4HPフィルター Pip Filterと、4HPオシレーター Pip LFOがデビュー…… わずか12HPでアナログ・シンセ・ボイスを組むことが可能に

プラグインを教材に、ヴィンテージ機材の音色変化と使いこなし術を学ぶことができるセミナーが開催…… 大阪は20日、東京は27日

Ableton、Live 12.2を正式リリース…… 待望のバウンス・インプレイス機能を搭載、表現力豊かなコード演奏を実現する『Expressive Chords』も登場

teenage engineering field systemのブラック・モデルの国内販売がスタート…… 7月18日まではプロモ価格で販売

teenage engineering、OP-1 fieldの大幅ディスカウント・プロモをスタート…… 国内では最安値/約41%OFFの220,000円で販売

立体音響対応の“空間シンセサイザー”に、ライト版「MiniDust」が登場…… 3Dアルペジオを実現する“空間シーケンサー”も搭載

AD

teenage engineeringの円高還元セールがスタート…… OP-XYやOP-1 fieldといった人気のマシンが最大44,000円OFFで販売中

“国産モジュラーシンセ”に焦点を当てたイベント、『Patching for Modular』が開催…… 日本のモジュラーシンセ・メーカーが集結、即売やライブも

小型シンセやストンプ、ガジェットなどを、デスク上に“飾りながら”収納できるラック、Bauhutte「BHS-DR520」が発売

Apple、Logic Pro 11.2をリリース…… 2ミックスからピアノやギターを分離できる新しい『Stem Splitter』や、歌詞を書く際に便利なChatGPTによるテキスト生成機能も統合

iZotope「Tonal Balance Control 2」の無償配布が29日で終了…… 楽曲を理想的な周波数特性にするための手助けをしてくれるミックス/マスタリング・ツール

Cycling ’74 Maxを集中的に学ぶことができる『Max サマースクール・イン・藝大』が開催…… 今年のテーマは、Maxと最新技術を活用した“人間の身体機能の拡張”

Native Instruments、大型プロモ『Summer of Sound』をスタート…… 23,100円のKOMPLETE KONTROL A25には、96,000円相当のソフトがバンドル

ICON