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ボス、新型LOOP STATIONを発表…… テーブルトップの「RC-505mkII」とフロアタイプの「RC-600」、2つのフラッグシップ・モデルが同時に登場
ボスが人気のルーパー、“LOOP STATION”シリーズのニュー・モデルを発表。新型テーブルトップ・ルーパー「RC-505mkII」と、新型フロアタイプ・ルーパー「RC-600」が間もなく発売になります。

新型テーブルトップ・ルーパー、「RC-505mkII」
“LOOP STATION”シリーズの待望のニュー・モデルが来月デビューします。本日ボスが発表した「RC-505mkII」は、定番ルーパー RC-505を細部にわたってブラッシュアップした後継モデルで、もう1つの「RC-600」は、赤い筐体が印象的なフロアタイプの新型ルーパー。「RC-505mkII」は、デスクトップ・ルーパーのフラッグシップ・モデル、「RC-600」は、はフロアタイプ・ルーパーのフラッグシップ・モデルという位置付けになります。

フロアタイプ・ルーパー、「RC-600」
両モデルの核となる部分の機能/スペックは同一で、「RC-505mkII」は5トラック仕様のデスクトップ型、「RC-600」は6トラック仕様のフロアタイプ型というのが大きな違いになります。AD/DAコンバーターは32bit仕様で、内部処理は32bit浮動小数点の高音質。ファンタム電源対応のマイク入力を2系統、ステレオ入力を2系統、ステレオ出力を3系統装備し、出力は6chのモノラル出力として使用することもできます。ルーパーの肝の機能であるエフェクトは、49種類のインプット・エフェクト(INPUT FX)と53種類のトラック・エフェクト(TRACK FX)を搭載し、新規採用された『ハーモニーFX』と『エレクトリックFX』も収録。ループに同期する200種類以上のリズム・パターンも内蔵し、新たに搭載された16種類のドラム・キットと合わせ、バリエーション豊かなリズムを組むことが可能になっています。

両モデルとも128×64ドットのバックライト付きLCDディスプレイを搭載

赤色の筐体が斬新なフロアタイプの「RC-600」
もちろん、「RC-505mkII」はデスクトップ型、「RC-600」はフロアタイプ型ということで、操作面は大きく異なり、「RC-505mkII」は5つのステレオ・トラックに対応したボリューム・フェーダーを独立して搭載。スピーディーかつ詳細にサウンドを重ねていくことが可能になりました(フェーダー自体も、耐久性に優れた新しいコンポーネントが採用されているとのこと)。各トラックには任意の機能をアサインできる『FX』ボタンと『TRACK』ボタンが備わり、同時に使用できるエフェクトもINPUT FX/TRACK FXともに4種類に拡張されています。一方の「RC-600」は、自由にパラメーターをアサインできるフット・スイッチを9つ搭載。ボスによれば、コンパクト・ルーパーのRC-1を6台並べるのと同等のセットアップ(!)も可能とのことで、録音/再生/停止を特定のスイッチに固定するなど、ユーザーが使いやすいようにセットアップできるとのことです。
「RC-505mkII」「RC-600」ともに2021年11月発売予定で、価格はオープン・プライス、市場想定価格は両モデルとも66,000円となっています。さらなる詳細は、ボスのWebサイトをご覧ください。