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コルグ製’80sシンセの名機、DW-6000/DW-8000を再現したソフト音源、Full Bucket Music「FB-7999」が無料公開
高品位なソフト音源をコンスタントに開発、ドネーションウェアとして発表しているドイツのデベロッパー、Full Bucket Music。中でもコルグ製ヴィンテージ・シンセを再現したソフト音源は高く評価されており、POLY-800をシミュレートした「Fury-800」は、今やフリー音源の定番となっています(「Fury-800」について詳しくはこちら)。
そんなFull Bucket Musicが本日、新作のソフト音源「FB-7999」を公開しました。「FB-7999」は、コルグ製’80sシンセの名機、DW-6000/DW-8000をシミュレートしたソフト音源。UIのデザインも含め、実機のサウンドと機能が忠実に再現されています。
1985年発売のDW-6000/DW-8000は、アナログからデジタルへの移行期に開発されたシンセサイザーで(MIDI対応、プログラマブル仕様)、オシレーターはサンプリング波形を利用したデジタル、フィルターはアナログというハイブリッド設計になっているのが特徴。また、フィルターおよびアンプ・エンベロープが、“ADBSSR(アタック/ディケイ/ブレークポイント/スロープ/サスティン/リリース)”というユニークな構成になっているのもポイントで、それまでのアナログ・シンセとは一風異なる音作りを可能にしていました。少し遅れて発売された上位モデルのDW-8000は、発音数が6音から8音に拡張され、デジタル・ディレイやアルペジエーターも搭載しています。
「FB-7999」の主な特徴は、以下のとおりです。
- コルグ DW-6000/DW-8000のサウンドと機能を忠実に再現
- 最大64音ポリフォニック仕様
- ポリ/ユニゾン・モード
- DW-8000に収録されている16種類の波形に加え、16種類の異なる波形を収録
- 擬似ステレオ・ディレイ
- リサイズ可能なユーザー・インターフェース
- MIDIラーン機能を搭載、すべてのパラメーターはMIDIコントロール・チェンジによる操作に対応
- 実機と互換性のあるSysExデータのコミュニケーション/インポート/エクスポート機能
- ODDSound MTS-ESPを使用したダイナミック・マイクロ・チューニングに対応
- ネイティブC++コードでの記述による、高性能/低CPU負荷
「FB-7999」は、Mac/Windows両対応で、VST/AUの各フォーマットをサポート。Mac版/Windows版ともに、旧OS/古いマシン用の“N”バージョンも用意されています(“N”バージョンは、ユーザー・インターフェースのリサイズには非対応)。なお「FB-7999」は、ドネーションウェアとして公開されていますので、気に入って使い続ける方はぜひ寄付をしてください。