
VIDEO SYNTH
音に反応してグリッチ映像を生成する新型ビデオ・シンセサイザー、LoFi Future「AudioViz」がデビュー
VHSビデオのようなローファイ映像/グリッチ効果を作り出すビデオ・シンセサイザー、T-420で注目を集めたイギリスのガレージ・メーカー、LoFi Future(T-420の記事はこちら)。同ブランドが新製品、「AudioViz(オーディオヴィズ)」を発表しました。

LoFi Future「AudioViz」
来年1月に最初のバッチが出荷される「AudioViz」は、T-420と同じく、入力映像をグリッチ処理して出力するビデオ・シンセサイザー。最大の特徴は、入力音に反応して映像を処理する仕様になっている点で、LoFi Futureは“オーディオ・リアクティブ・グリッチ・ビデオ・プロセッサー(Audio Reactive Glitch Video Processor)”とアピールしています。背面にはビデオ入出力(RCAコンポジット端子/NTSCのみ)とオーディオ入力(ミニ端子)、操作面にはオーディオ入力レベルを調整する『SENS』ノブ、全体的な映像効果のレベルを調整する『FX GAIN』ノブ、映像効果のタイプ/特性を調整する2種類のノブ(どちらも謎のパラメーター)を装備。ビデオ入力とオーディオ入力に各種プレーヤーを接続し、映像と音楽を再生すれば、楽曲に反応して変化するグリッチ映像を生成することができます(ぜひ下のデモ・ビデオをご覧ください)。内部回路はすべてアナログで、“レインボー”、“エッジ・リピート”、“スーパー・オーバー・サチュレーション”といった映像処理を得意とする設計になっているとのこと。もちろん、ノブをリアルタイムに操作すれば、処理の具合を自由にコントロールすることができます。
古くはAtari Video MusicやLZX Bit Vision、最近の製品ではCritter & Guitari Video Scopeと同じカテゴリーに属する、音に反応するビデオ・シンセサイザー「AudioViz」。オンライン・ストアでの販売価格は、224.99ポンド(約32,000円)となっています。さらなる詳細は、LoFi FutureのWebサイトをご覧ください。
