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sonibleとFocusriteが共同開発したサウンドを自動で最適化するプラグイン、「Balancer」が無償配布中
sonibleが、DAW用プラグイン「Balancer(バランサー)」の無償配布を実施中。かのFocusriteと共同で開発された「Balancer」は、入力した音源を自動で最適化するインテリジェントなプラグインです。
DAW用プラグインだけでなく、DSPパワー・アンプや多面体スピーカーといったハードウェアの開発も手がけるオーストリアのテクノロジー集団、sonible。同社が期間限定で無償配布を実施している「Balancer」は、入力ソースの“音質”や“周波数分布のバランス”を自動で最適化するプラグイン。処理を担うのは、smart:comp/smart:EQ 2/smart:EQ liveで採用されている“smart:engine”と呼ばれるアルゴリズムで、「Balancer」は入力ソースを数秒で解析し、最適なフィルター・カーブを算出して適用します。
使用方法はいたってシンプルで、まずは任意のトラックに「Balancer」をインサートし、右上の四角いボタン(デフォルトでは“Universal”と表示されているボタン)をクリックして、入力ソースに最も近いプロファイルを選択します。「Balancer」には、オールマイティーに対応する“Universal”、女性ボーカル用の“Vocals F”、ドラム用の“Drums”といった11種類のプロファイルが用意されており、入力ソースにマッチした処理を行うことが可能(入力ソースに合致するプロファイルが見当たらない場合は、“Universal”を選択するといいでしょう)。プロファイルを選択したら、あとは左側の『Learn』ボタンをクリックするだけ。解析が終わると「Balancer」はすぐにサウンドを最適化します。
最低限の操作で素晴らしい効果が得られる「Balancer」ですが、いくつかのパラメーターも用意されており、真ん中の『Intensity』スライダーではフィルター・カーブの適用量を設定することが可能。また、”smart:engine”のデフォルト設定である『Neutral』に加えて、中域が強調された温かみのあるサウンドの『Warm』、高域が強調された明るいサウンドの『Bright』という設定も搭載され、好みのサウンドを3種類の中から選べるようになっています。
「Balancer」は、Mac/Windows両対応で、VST/AU/AAXの各フォーマットをサポート(サンプル・レートは最高192kHzに対応、WindowsはVST3もサポート)。2020年4月13日までの期間限定で無償で入手することができます。さらなる詳細は、sonibleのWebサイトをご覧ください。