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MPCスタイルのパッド、ジョイスティック、加速度センサーを搭載した無線コントローラー、birdkids「°Grid」の予約販売が開始
今年1月に発表されたbirdkidsの新製品、「°Grid(“オフグリッド”と発音します)」の予約販売が遂にスタートしました。iOS/Android/Mac/Windowsに対応する「°Grid」は、コンパクトな筐体にMPCスタイルのマトリクス・パッド、360°モジュレーション・ジョイスティック、3D加速度センサー、3Dジャイロセンサーなどを搭載した未来型のコントローラーです。

開発元のbirdkidsは、オーストリア・ウィーンに拠点を置くモジュラー・メーカー。同社のEurorackモジュールは、とにかく外観がクールなのが特徴で、一昨年クラウドファンディングが実施されたRAVEN(シンセボイス・モジュール)も、そのデザイン性の高さから大きな注目を集めました。

RAVEN
そんなbirdkidsが満を持して発表した「°Grid」は、ポケット・サイズのMIDI(MPE)/OSCコントローラー。iOS/Android/Mac/Windowsに対応し、デバイスとはBluetooth BLE(5.0)によって無線で接続。1回の充電で最低10時間動作する大容量バッテリーを搭載し、場所を選ばずに作曲/楽器・DJアプリのプレイが行える新感覚のコントローラーです。操作子は、右側にMPCスタイルの4×4のグリッド・パッド(ベロシティー対応/バックライト付き)、左側に2×2のグリッド・パッド(ベロシティー対応/マルチカラー・バックライト付き)と360°モジュレーション・ジョイスティック(日本製!)を搭載。もちろん、各操作子の機能は自由にアサインすることができ(iOS/Android対応のエディター・アプリが無償提供)、設定は合計256種類(16バンク×16プリセット)保存することができます。そして「°Grid」の大きな特徴と言えるのが、3D加速度センサーと3Dジャイロセンサーを内蔵している点で、グリッドやジョイスティックの操作だけでなく、本体の動きでも各種アプリをコントロールすることが可能。3D加速度センサーと3Dジャイロセンサーは、STMicroelectronicsの機械学習コア『iNEMO』を実装することで、かつてない省電力を実現しているとのことです。

「°Grid」の主な特徴は、以下のとおりです。
- ポケット・サイズのMIDI(MPE)/OSCコントローラー
- iOS/Android/Mac/Windowsに対応
- Bluetooth BLE(5.0)による無線接続。超低レーテンシーでMIDI/OSCの送受信に最適化
- USB Type-C端子も搭載
- MPCスタイルの4×4のグリッド・パッド(ベロシティー対応、バックライト内蔵)
- 2×2のグリッド・パッド(ベロシティー対応、マルチカラー・バックライト内蔵)
- 360°モジュレーション・ジョイスティック(日本製)
- 2番目の機能にアクセスできるシフト/トグル・ボタン
- 機械学習コア『iNEMO』によって省電力を実現した3D加速度センサーと3Dジャイロセンサーを搭載
- 無償のiOS/Android対応のエディター・アプリ
- 1回の充電で最低10時間動作する大容量バッテリーを搭載
- ヨーロッパで製造
- 横幅140mm×奥行80mm
「°Grid」の予約販売は、Kickstarterでクラウドファンディング形式で行われており、限定50個のアーリーバード価格は79ユーロ、限定85個のスマート・セーバー価格は89ユーロ、事前予約価格は109ユーロ。出荷は2020年12月の予定で、一般販売時の価格は135ユーロを予定しているとのこと。場所を選ばずに音楽制作が行える未来型コントローラー、「°Grid」。さらなる詳細は、Kickstarterのキャンペーン・ページをご覧ください。