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Buchla Music Easelの機能をデジタルで再現した木製筐体のマイクロ・シンセ、「The Peeps Music Box」が登場
フランスのS8JFOUが、オリジナルの電子楽器「The Peeps Music Box」を発表。プリ・オーダーの受付を開始しています。
EMS VCS3のようなルックスのハンドメイド・シンセサイザー、Peepsで注目を集めたフランスのアーティスト、S8JFOU。今回発表した「The Peeps Music Box」は、Buchla Music Easelのサウンドと機能をデジタル回路で再現し、コンパクトな木製筐体に収納したマイクロ・シンセサイザーです。S8JFOUによれば、Music Easelのすべての機能を網羅しているわけではなく、パッチ端子も備えていないとのこと。しかしながら、パッチ無しでもMusic Easelらしく機能するような設計(内部パッチ)になっているとのことです。
「The Peeps Music Box」はバッテリーも内蔵し、音源部は2基のオシレーター(コンプレックス・オシレーターとしても機能。ウェーブフォルダーも装備)、1基のLFO、2基のローパス・ゲート、2基のローパス・フィルター、1基のアタック・ジェネレーター、2chミキサー、1基のグライド・ジェネレーターという構成。1オクターブのタッチ・センシティブ・キーボードと3基のタッチ・プレート(ピッチを自由に設定可能)も備え、4ステップ・シーケンサーやアルペジエーター、リバーブなども搭載しています。今後、さらに機能が追加される予定で、外部クロック入力やMIDI入力のためのUSB端子なども実装予定とのこと。なお内部回路では、Axoloti Core、Teensy 3.2、Adafruit MPR121といったマイクロ・コントローラー/静電容量センサーが使用されているとのことです。
「The Peeps Music Box」の生産は今年4月に開始される予定で、価格はバッテリー内蔵モデルが850ユーロ、バッテリー無しのモデルが800ユーロ、キーボード/タッチ・プレート無しのラック・モデルが750ユーロとなっています。さらなる詳細は、S8JFOUのWebサイトをご覧ください。