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1970年代のオーディオ機器のような外観のデスクトップ・シンセ、Blind Monk Instruments「Navigator」が発売
アメリカのモジュラー・メーカー Blind Monk Instrumentsが、同社初のスタンドアローン・シンセサイザー「Navigator(ナビゲーター)」を発表。オンライン・ストアでの販売を開始しています。
フル・アナログ回路の倍音生成モジュール、Harmonic Multiplierで注目を集めたアメリカ・ノースカロライナのモジュラー・メーカー、Blind Monk Instruments。同社が新たに販売を開始した「Navigator」は、デスクトップ・スタイルの4ボイス・アナログ・シンセサイザーで、1970〜1980年代のオーディオ機器のようなソリッドなデザインが特徴です。オシレーターにはピッチが安定したDCOが採用されていますが、ボイスごとのデチューンにも対応しているため、アナログ・シンセサイザーらしい厚みのあるサウンドも作ることが可能。音源部はボイスごとに、DCO(×2)+サブ・オシレーター、2ポール・ローパス・フィルター(×2)、ADSRエンベロープ(×2)、LFO(×3)という構成で、DCOは鋸波/二連鋸波/矩形波/矩形波+鋸波といった波形を選択できるほか、リング・モジュレーションにも対応。作成した音色は最大150種類保存できるだけでなく、ボイスごとに違うプリセットをロードできるというのもユニークです。その他、最大64ステップのシーケンサーやコード・メモリー、シーケンス・ジェネレーターといった機能も備えています。
「Navigator」の主な特徴は、以下のとおりです。
- デスクトップ・スタイルのアナログ・シンセサイザー
- 4ボイス・ポリフォニック仕様。ボイスごとに異なるプリセットをロード可能
- オシレーターにはピッチが安定したDCOを採用。ボイスごとのデチューンにも対応
- 2基のDCOは、鋸波/二連鋸波/矩形波/矩形波+鋸波といった波形を選択できるほか、リング・モジュレーションにも対応
- 2基のフル・レゾナント仕様2ポール・ローパス・フィルター
- 2基のADSRエンベロープ
- MIDI同期にも対応した3基のLFO。矩形波/三角波/鋸波/ランプ/サンプル&ホールド/クアッド・サイン波といった波形を選択可能
- クロス・モジュレーション対応
- 最大150種類の音色を保存可能
- MIDI同期に対応した最大64ステップのシーケンサー。メイン・メニューのすべての機能のオートメーションに対応
- コード・メモリー機能
- 10種類のアルゴリズムを選択できるシーケンス・ジェネレーター
- ステップ・シーケンサーとコード・メモリーは計10種類保存可能
- MIDI入出力を装備。すべてのパラメーターはMIDIコントロールに対応
他のデスクトップ・シンセサイザーとは一線を画した、シンプルでソリッドなデザインが魅力の「Navigator」。オンライン・ストアでの販売価格は595ドルで、既に販売が開始されています。さらなる詳細は、Blind Monk InstrumentsのWebサイトをご覧ください。