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1971年発売のMoog初のコンパクト・モジュラー・シンセサイザー、「Model 10」が期間限定/数量限定で復刻販売
2018年のIIIPに続いて、Moog Musicが「Model 10」の復刻を発表しました。
ロバート・モーグ(Robert Moog)博士が開発、1971年に販売が開始された「Model 10」は、Moog Music初のコンパクトなモジュラー・シンセサイザー。堅牢な木製キャビネットには、『907 Fixed Filter Bank』をはじめとする11基のモジュールが搭載され、その中にはウェンディ・カルロス『Switched-On Bach』や冨田勲『月の光』で使用された900シリーズ・オシレーターも3基含まれます。今回販売される復刻「Model 10」は、完全にオリジナル機の再現で、アメリカ・アシュビルのMoog Musicの工場で手作業で生産されるとのこと。Moog Musicによれば、“Model 15の前身となる「Model 10」は、音の純度、速さ、シンプルさに重点を置いて設計され、ヴィンテージMoogモジュラーならではのとてつもなく奥深いサウンドを提供する”とのことです。
「Model 10」には、以下のモジュールと電源が搭載されます。
- 901 Voltage Controlled Oscillator(×1)
- 901A Oscillator driver(×1)
- 901B Oscillators(×2)
- 902 Voltage Controlled Amplifier(×1)
- 903A Random Signal Generator(×1)
- 904A Voltage Controlled Low Pass Filter(×1)
- 907 Fixed Filter Bank(×1)
- 911 Envelope Generators(×2)
- CP11 Console Panel(×1)
- 130W/120Vパワー・サプライ(230Vにも注文対応)
完全受注生産で、期間限定/数量限定で販売される「Model 10」。北米での販売価格は、9,950ドル(現在の為替レートで、約108万円)となっています。詳しくは、Moog MusicのWebサイトをご覧ください。