Feature Image

NEWS & INFO

SUPERBOOTH19: IK Multimedia、新製品「UNO Drum」を発表…… アナログ/PCMハイブリッド音源を搭載した新感覚ドラム・マシン

明日木曜日(日本時間9日17:00)にドイツ・ベルリンで始まる世界最大のシンセサイザーの祭典、『SUPERBOOTH19』。その開幕を前に、IK Multimediaが新製品「UNO Drum(ウノ・ドラム)」を発表しました。

IK Multimedia - UNO Drum

昨年ヒットしたUNO Synth(開発インタビュー記事は、こちら)に続く、“UNO”シリーズ第2弾として発売される「UNO Drum」は、アナログ/PCMハイブリッド音源を積んだコンパクトなドラム・マシン。UNO Synthと同じフォーム・ファクターの筐体に、6種類のアナログ音源/54種類のPCM音源を搭載、あらゆるスタイルのドラム・トラックに対応します。

IK Multimedia - UNO Drum

アナログ音源回路はUNO Synth同様、イタリアのモジュラー・メーカー Soundmachinesと共同開発されたもので、アナログらしいファットで存在感のあるサウンドが特徴。音色は、2種類のキック、スネア、クラップ、クローズド・ハイハット、オープン・ハイハットの計6種類が搭載されています。もちろん、チューンやディケイといったパラメーターも用意され(音色によって設定可能なパラメーターは異なるとのこと)、左上のマトリクス・エディタを使って直感的にエディットすることが可能。内蔵シーケンサーは、パラメーター・オートメーションにも対応しています。

IK Multimedia - UNO Drum

そして「UNO Drum」では、6種類のアナログ音源と54種類のPCM音源の中から好みの12音色を組み合わせて、オリジナルのキットを作成することが可能。即戦力となるプリセット・キットも100種類収録されているので、オリジナル・キットを作らなくても直ちに使い始めることができます。出力段には『COMP』と『DRIVE』という2種類のアナログ・マスター・エフェクトも備わっており、基本的な音作りは「UNO Drum」内で完結する仕様になっているのもポイントです。

他のドラム・マシンと異なる「UNO Drum」ならではの特徴と言えるのが、手前に装備された静電容量方式タッチ・パッド。計12個備わった静電容量方式タッチ・パッドは、2段階のベロシティ・ゾーンに対応しているため、抑揚のあるパターンも容易に入力できるようになっています。内蔵シーケンサーは64ステップ仕様で、最大100種類のパターンを保存することが可能。「UNO Drum」には、UNO Synthには無かった“ソング”という概念が加わっており、最大64種類のパターンを繋げて再生することも可能になっています。

IK Multimedia - UNO Drum

UNO Synthで好評だったパフォーマンス・エフェクト(ボタンを押すことでパターンにリアルタイムで変化を与える機能)も搭載されており、「UNO Drum」では『STUTTER』、『ROLL』、『HUMANIZE』、『SWING』、『RANDOM』という5種類のパフォーマンス・エフェクトを利用することが可能。静電容量方式タッチ・パッドと合わせて、リアルタイム・パフォーマンス性能に優れている点は、「UNO Drum」のセールス・ポイントの一つと言えるかもしれません。

IK Multimedia - UNO Drum

重量わずか400グラム、横幅25.6cm×奥行き15cm×4.9cmというコンパクトさで、気軽に持ち運ぶことができる「UNO Drum」。もちろん、電池駆動(単3乾電池4本)対応で、USB接続のモバイル・バッテリーで使うことも可能になっています。発売は来月末の予定で、市場想定価格は32,000円前後(税別)。詳しくは、IK MultimediaのWebサイトをご覧ください。

音の断片=グレインを空間でコントロールできる“3Dグラニュラー・シンセ”、Sound Particles「GrainDust」が登場…… 空間コントロール対応のシーケンサーも搭載

IK Multimedia、待望の“ヘッドフォン用ARC”、「ARC ON•EAR」を発表…… ヘッドフォンの音響特性/クセを補正し、正確で理想的なモニタリングを実現

AD

teenage engineeringのフラッグシップ・シンセ、OP-XYが16万円引きの268,000円で購入できるプロモがスタート…… 数量限定

ローランド TR-1000 製品開発ストーリー 〜 開発者が語る、TR-808/TR-909のアナログ音源を継承した“究極のリズム・マシン”の誕生秘話

Native Instruments、リミックスやアレンジにも対応する“クリエイティブなDJシステム”、「Traktor MX2」を発表…… 分離したステムのリアルタイム・ミックスも可能

ローランド、TR-808/TR-909直系のアナログ音源を搭載した新型リズム・マシン、「TR-1000」を発表…… 一切の妥協を排して開発された“究極のリズム・マシン”のすべて

Waves、第四世代のレベル・マキシマイザー、「L4 Ultramaximizer」を発表…… 5種類のアルゴリズムを搭載、ストリーミングに最適化された最新レベル・マキシマイザー

ラフに録音した仮歌をプロ品質のボーカルに置換する“AIボーカル・モデラー”、IK Multimedia「ReSing」がデビュー…… オリジナルの歌声モデルを作成することも可能

IK Multimedia、新型フラッグシップ・モニター「iLoud Precision MKII」を発表…… ルーム補正機能は最新の『ARC X』へと進化、ツイーターもアップデート

植物や人間など、生体との接触で得られる“バイオフィードバック信号”で演奏する電子楽器、Instruō「Pocket SCÍON」が発売…… MIDIやOSC出力にも対応

iZotope、「Ozone 12」を発表…… ミックス音源の各パートにEQがかけられる『Stem EQ』や、ダイナミクスを復元できる『Unlimiter』など、魔法のような新機能が多数追加

AD

Ableton、Live 12.3のパブリック・ベータを公開…… 待望のステム分離機能が搭載、Spliceのライブラリーに直接アクセス可能に

ボス、歴代名機のサウンドをDSPによって再現する“Plugout FX”、「PX-1」を発表…… 専用アプリからモデルをインストールすることで、あらゆるストンプとして機能

Audiomoversの遠隔コラボ・ツール「LISTENTO」がV3へと進化…… 同時に送受信できるオーディオが最大128chに増加、トークバック/リッスンバックにも対応

メディア・インテグレーションが半期大決算セールをスタート…… 購入者全員にOzone 11 Elementsを進呈、レアなTE pocket operator modularの最終在庫も販売中

Apple Musicの楽曲にメモを記録できるアプリ、「Track Notes」が登場…… 楽曲の感想や引っかかりポイントを忘れずに残しておける便利ツール

teenage engineering、販売価格0ドル(つまり無償)のPCケース、「computer-2」を発表…… オンライン・ストアで注文受付中

カセットテープ型のテープ・カッター、サンスター文具「カセットテープカッター」が発売…… テープは2本セット可能、4色展開

ICON