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WORLD SYNTHESIZER #1:Plankton Electronicsからセミ・モジュラー・シンセの新作が登場! 人気のANTS!の後継機?
最近はデスクトップ型のセミ・モジュラー・シンセがちょっとしたブームになっていますが、ANTS!が人気のPlankton Electronicsから、近々新作が発表されるもようです。
Plankton Electronicsは昨日、Facebookページで開発中の新製品の画像を披露しました。画像はかなりラフな感じですが、”A new Plankton Electronics machine to be released soon.”とのコメントが添えてあり、発売はそれほど遠くないもよう。また、“analogsynth”というタグも付けられているので、ANTS!と同じアナログ・シンセで間違いないようです。パネルはANTS!と比べるとシンプルな印象で、ANTS!には無いスライダー・タイプの操作子も備わり、パッチ用の端子は右側に集められています。ANTS!の後継モデルなのか、まったく別物のシンセなのか、発表がかなり楽しみです。
Plankton Electronicsについて簡単に紹介しておくと、この会社はスペインのモジュラー・メーカーで、5月の『SUPERBOOTH 2018』では、同郷のBefaco、Endorphin.es、Winter Modularとブースをシェアしていました。同社の看板製品であるANTS!は、デスクトップ型のセミ・モジュラー・シンセで、独立したLFOとは別に、オシレーターを4基(!)も備えているのが大きな特徴。うち2基はLFOとして利用することも可能で、これら豊富なモジュレーション・ソースによって、かなり幅の広い音作りができる設計になっています。比較的安価ということもあり、ヨーロッパではとても人気のあるシンセで、『SUPERBOOTH 2018』では常に人だかりができていました。日本では、大阪のimplant4で購入することができます。
ANTS!の出来が良いだけに、いやがおうにも期待が高まるPlankton Electronicsの新作シンセ。スペイン・バルセロナでは、9月7日と8日の両日、毎年恒例のシンセ・イベント『Modular Day BCN』が開催されるので、もしかしたらそこでお披露目されるのかもしれません。