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IK Multimedia、「T-RackS 5」を発表! 遂にDDP書き出しをサポート、プロセッサーから“マスタリング・ソフト”として進化
IK Multimediaが、人気の「T-RackS」をバージョン5にアップデート。スタンドアローン版はDDPの書き出しにも対応(!)するなど、大幅な進化を遂げました。
1999年の発売以来、世界中のプロフェッショナルたちに愛用されている「T-RackS」。音質の良さもさることながら、VST/AU/AAXプラグインとしてだけでなく、スタンドアローンで使用できる使い勝手の良さも大きな魅力になっています。
今回リリースされた「T-RackS 5」では、音質をさらに向上させるべく、新開発のオーディオ・エンジンを導入。192kHz/32bit浮動小数点処理に対応した新しいオーディオ・エンジンでは、4種類のディザーを選択できるようになり、また最高品質のリサンプリング・エンジンを搭載。インター・サンプル・ピークを抑制する“DDM(デジタル・デリバリー・マスタリング)”オプションも装備するなど、高価なマスタリング・ソフトウェアに引けをとらない仕様になっています。そして注目は、スタンドアローン版が遂にDDPの書き出しをサポートした点。これによってファイナル・プロセッサーとしてだけでなく、マスタリング・ソフトウェアとして使用することも可能になりました。もちろん、曲間、フェード、トラックID、ISRCコード、CDテキストなどのメタデータの記述にも対応。これまで「T-RackS」で音処理をしてから、他のマスタリング・ソフトウェアで書き出していた作業が、「T-RackS」だけで完遂できるようになります。
「T-RackS 5」の主な新機能は以下のとおりです。
- 192kHz/32bit浮動小数点対応の新エンジンを導入。ディザーも4種類の中から選択可能
- 最高品位のリサンプリング・エンジンを採用
- インター・サンプル・ピークを抑えるDDM(デジタル・デリバリー・マスタリング)オプションを搭載。いかなるフォーマットでも破綻しないマスター音源を作成可能
- 新モジュール #1「Master Match」:最大3種類のトラックを解析し、それを別のトラックに適用できるプロセッサー
- 新モジュール #2「Dyna-Mu」:アメリカ製の有名な真空管コンプレッサー/リミッターを忠実に再現したプロセッサー
- 新モジュール #3「EQual」:新開発の10バンド・パラメトリックEQ
- 新モジュール #4「ONE」:1画面でマスタリング処理が行えるオール・イン・ワン・プロセッサー
- 自由にリサイズ可能な新しいユーザー・インターフェース
- LUFSラウドネス・メーターが追加されるなど、強化されたメーター・モジュール
- スタンドアローン版はDDPの書き出しに対応。完全なマスタリング・ソフトウェアとして進化
「T-RackS 5」は2017年10月リリース予定で、発売前に予約すると約35%OFFで購入可能。また、99.99ユーロ以上のIK Multimedia製品を所有するユーザー向けのクロスグレード版も用意されています。発売までのbeatcloud.jpでの予約特価は以下のとおりです(価格はすべて税別)。詳しくは、IK Multimediaあるいはbeatcloud.jpのWebサイトをご覧ください。
- T-RackS CS:無償
- T-RackS 5(計9モジュール):11,000円(通常価格:17,000円)
- T-RackS 5 Deluxe(計22モジュール):23,000円(通常価格:34,000円)
- T-RackS 5 Max(計38モジュール):38,000円(通常価格:57,000円)
- T-RackS 5 Max Crossgrade(99.99ユーロ以上のIK Multiemdia製品を所有するユーザー向け):23,000円(通常価格:34,000円)