Feature Image

DAW & PLUG-IN

Waves、新サービス『Waves Creative Access』を開始…… プラグインのバンドル/単体販売を終了、今後はサブスクリプションでの提供に

Wavesが、プラグインのバンドル/単体販売を終了し、今後はサブスクリプションで提供することを発表。同時にAIを活用した画期的なミックス支援プラットフォーム、『StudioVerse(スタジオヴァース)』をローンチしました。

Waves - Creative Access

世界No.1のプラグイン・メーカーから、非常に大きなアナウンスがありました。Wavesが本日発表した『Waves Creative Access(ウェーブス・クリエイティブ・アクセス)』は、同社のプラグインをサブスクリプション形式で提供する新しいサービスです。『Waves Creative Access』の開始に合わせて、これまでのようなバンドルや単体でのプラグイン販売はなくなり、WUP(Waves Update Plan)も廃止。つまり今後、Wavesのプラグインを新たに導入するには(あるいはWUPが切れた後にプラグインをアップデートするには)、『Waves Creative Access』(サブスクリプション)への加入が必須となります。

Waves Creative Access』は、「Waves Ultimate」および「Waves Essential」という2つのプランから選択でき、「Waves Ultimate」の加入者は220種類以上のすべてのWaves製プラグイン、「Waves Essential」の加入者は110種類以上のWaves製プラグインを使用することが可能。加入期間は、1ヶ月(30日)、3ヶ月(90日)、6ヶ月(180日)、1年(365日)の4種類が用意され、もちろん加入期間中にリリースされた新しいプラグインやアップデートは無償で利用することができます。各プランの価格は以下のとおりで、1年のプランは2ヶ月分お得な価格設定になっています。

そしてWavesは、『Waves Creative Access』の開始に合わせて、『StudioVerse』という新しいプラットフォームをローンチ。StudioRackに組み込まれる『StudioVerse』は、DAW上のオーディオ・トラックを解析し、AIによってプラグイン・チェーン(プラグインの組み合わせ)をサジェストしてくれる画期的な“ミックス支援プラットフォーム”です。

Waves - Creative Access

Studio Rackで使用できる『StudioVerse』

サブスクリプションに対して、ネガティブなイメージを持っている人も少なくないと思いますが、Wavesの『Waves Creative Access』は、価格設定/内容ともに、よく練られたサービスではないかという印象です。Wavesのすべてのプラグインを使用できる「Waves Ultimate」と、およそ半分の110種類以上のプラグインを使用できる「Waves Essential」という2つのプランだけというのも分かりやすく、加入期間を1ヶ月/3ヶ月/6ヶ月/1年の中から選択できるのも良心的。また、これまで最上位バンドルのMercuryを手に入れるには、最初に十数万円でライセンスを購入し、1年後からはWUPを毎年支払う必要がありましたが、「Waves Ultimate」ならば年間36,300円でMercuryを上回る内容のプラグインを手に入れることができます。大きなプロジェクトのときだけ「Waves Ultimate」に加入するという使い方も考えられ、3,630円を支払えばWavesのプラグインを1ヶ月間、フルに使用することが可能。しばらく使用しない場合は加入し続ける必要はなく、再加入時の料金面でのペナルティもありません。

本日スタートしたWavesの新しいサブスクリプション・サービス『Waves Creative Access』と、画期的な“ミックス支援プラットフォーム”『StudioVerse』。さらなる詳細は、メディア・インテグレーションのWebサイトをご覧ください。

Waves - Creative Access

ローランド、新型フラッグシップ・シンセ、「FANTOM EX」シリーズを発表…… SH-101やJUPITER-8のACB音源を標準搭載

歌い手との距離をセンサーで測定し、音量と音色を自動で補正する“オートフォーカス・マイク”、LEWITT「RAY」がデビュー

Universal Audio、テープ・レコーダーをモデリングした新作プラグイン「Verve Analog Machines Essentials」を無償配布中…… 4月30日まで

Amigaをギター用ストンプとして使う…… Magical Synth Adventure、A500をエフェクターとして使用するビデオを公開

『Maxサマースクール・イン・藝大 2024』が7月29日から8月2日の日程で開催…… Maxの生みの親であるミラー・パケット氏、IRCAMの研究者も参加

ソニーの業務用モニター、PVMシリーズのミニチュア液晶モニターが登場…… 5インチと3.5インチの2モデルがラインナップ

IK Multimedia、珠玉の“メタル・トーン”を再現する「TONEX Metal Gems」をリリース…… Peavey 5150やSoldano SLO-100などを忠実にモデリング

シングルボードコンピュータをモジュール化した“Eurorack PC”、「PAC BOT」…… モジュラーシンセの中でDAWやプラグインを使用することが可能に

ストンプ・メーカーが作ったJUNO/Polysixインスパイアのバーチャル・アナログ・シンセ、VONGON「REPLAY」がデビュー

Amiga独特のローファイでクラッチーなサウンドを再現するプラグイン・サンプラー、PotenzaDSP「Amigo」がリリース

ディストーション・プラグインの傑作、iZotope「Trash」が復活…… 無償版の「Trash Lite」も提供されるように

ボタンとジョイスティックでコードを演奏できるポケット・シンセ、Pocket Audio「HiChord」が誕生

Waves、入力音のダイナミクスでエフェクトを変調できる、これまでにない空間系複合プロセッサー「Space Rider」を発売

Arturia、「Pigments 5」を発表…… マルチ・コア処理に最適化、1クリックでメロディーを生成するジェネレーティブ機能も搭載

ローランド、オール・イン・ワンのゲーム配信用デバイス、「BRIDGE CAST X」を発表…… HDMI入力の装備により、映像も扱うことが可能に

コルグ「handytraxx play」がデビュー…… クロス・フェーダーやルーパー、エフェクトを搭載、これ1台でDJプレイが楽しめるクリエイティブなレコード・プレーヤー

コルグ、伝説のシンセサイザーを復刻した「PS-3300FS」を発表…… 約半世紀の年月を経て蘇る、“全鍵ポリフォニック”のモンスター・シンセ

ALM/Busy Circuitsから便利モジュール、「MEGA MILTON」が登場…… レベル変換/ミキサー/スリュー・リミッター/S&H/マルチプルといった機能が集約

ICON