SYNTH & MACHINE
名機JUNO-60/JUNO-106を最新テクノロジーで蘇生した新型シンセサイザー、ローランド「JUNO-X」がデビュー
ローランドが新製品、「JUNO-X」を発表。シンセサイザー史に残る名機、JUNO-60/JUNO-106が最新のテクノロジーで蘇ります。
待望の新型JUNOが間もなく発売になります。本日発表された「JUNO-X」は、61鍵キーボードを搭載したローランド・シンセサイザーのニュー・カマー。元になっているのは、’80sシンセサイザーの名機 JUNO-60とJUNO-106で、両機のサウンドを『ZEN-Coreシンセシス・システム』で再現した音源モデルを搭載しています。さらには、“第3のJUNOサウンド”として、新音源『JUNO-Xモデル』も内蔵。『JUNO-Xモデル』は、JUNO-60/JUNO-106の流れを汲みながらも、SUPER SAW波形を搭載するなど機能が強化された音源で、新開発のコーラス・モード『Chorus III』を備えているのが特徴です。加えて、900種類以上の音色をカバーする音源『XV-5080』や、高品位なピアノ音源『RD Piano』も搭載し、5パート/最大4レイヤーのマルチ音源としても機能。音色は『Roland Cloud』からサウンド・パックやモデル・エクスパンションをダウンロードすることで、拡張することも可能になっています。
「JUNO-X」の主な特徴は、以下のとおりです。
- 名機JUNO-60/JUNO-106を元に開発された新型シンセサイザー
- 5パート(プレイ・パート4、リズム・パート1)仕様の音源
- 『ZEN-Coreシステム』によって設計された3種類のJUNO音源モデル(JUNO-Xモデル/JUNO-60モデル/JUNO-106モデル)を搭載
- SUPERSAW波形を搭載するなど、JUNOサウンドを進化させた新音源『JUNO-Xモデル』。新開発の『Chorus III』モードも装備
- JUNO-60とJUNO-106のサウンドを再現した『JUNO-60モデル』と『JUNO-106モデル』
- 3種類のJUNO音源モデルの他に、900種類以上の音色をカバーするマルチ音源『XV-5080』、高品位なピアノ音源『RD Piano』、ボコーダー機能『Vocoder』を搭載
- 『Roland Cloud』からサウンド・パックやモデル・エクスパンションをダウンロードし、音色をさらに拡張することも可能。「JUNO-X」購入者には、10種類のサウンド・パックを無償提供
- 4系統/93種類のマルチ・エフェクト、5系統のパートEQ、オーバードライブ、8種類のリバーブ、5種類のコーラス、5種類のディレイ、マイク入力用エフェクト、マスターEQ/コンプレッサーを装備
- 演奏感知型マルチ・パート・アルペジエーター機能『I-ARPEGGIO』
- 4,000種類以上のプリセット・トーンを収録
- 作成した音色や各種設定は、“シーン”として最大256種類保存することが可能
- アフタータッチ対応の61鍵キーボード
- メインのステレオ出力は、フォーン端子に加えてXLR端子も装備
- USBオーディオ/MIDIインターフェース機能
- USBメモリー対応
- 出力4Wの2ウェイ・ステレオ・スピーカーを内蔵。Bluetooth接続したオーディオの再生にも対応
- JUNO-106を踏襲したデザインの堅牢な金属製筐体
- 横幅1,072mm×奥行き333mm×高さ118mm/質量11.6kg
「JUNO-X」は、2022年5月27日発売予定で、価格はオープン・プライス。市場想定価格は、220,000円となっています。さらなる詳細は、ローランドのWebサイトをご覧ください。