SYNTH & MACHINE
コルグ、新型「volca fm」を発表…… 人気を博した“マイクロFMシンセ”が強力なスペックで復活
コルグが新型「volca fm」を発表。人気を博したマイクロFMシンセが、強力なスペックで蘇ります。
コルグが2016年の『The NAMM Show』で発表した「volca fm」は、volcaフォーマットのコンパクトなFMシンセサイザー(発表時の記事は、こちら)。手のひらサイズの筐体に6オペレーター/32アルゴリズムのFM音源を搭載し、DX7互換のSYS-EX/SYXファイルにも対応、世界中のクリエイター/プロデューサーの間で人気を集めました。しかし数年前に惜しまれつつ生産が完了、中古市場で高値で取り引きされる事態になっていましたが、このたび見事復活。次世代モデルとして間もなく店頭に並びます。
初代「volca fm」との違いは以下のとおりで、同時発音数や音色プログラム保存数といった基本スペックが倍に。FMサウンドに欠かせないエフェクトは、コーラスに加えてリバーブも追加されました。また、3.5mm TRS端子のMIDI入力/出力も搭載されるなど、機能面と操作性の両面でブラッシュ・アップされています。
- 同時発音数が6音に(初代「volca fm」は3音)
- 音色プログラム保存数が64に(初代「volca fm」は32)
- コーラス・エフェクトに加えて、リバーブエフェクトを追加搭載
- 3.5mm TRS端子のMIDI入力/出力を新たに装備
- ランダムに音色を生成できる『Program Random』機能を新たに搭載
- オンライン・エディター『Synthmata』の提供(初代「volca fm」にも対応)
- iZotope Ozone Elementsをはじめ、多数の音楽制作ソフトウェアがバンドル
“volcaフォーマットで究極のFM体験”を謳う次世代「volca fm」。発売は2022年4月24日予定で、メーカー希望小売価格は22,000円(税別)となっています。さらなる詳細は、コルグのWebサイトをご覧ください。