
MODULAR SYNTH
Raspberry Pi 4をEurorack化するためのキット「EuroRPi」が発売…… DAWや音源として使用できるラズパイ・モジュラーシンセ
アメリカの工房 Deftaudioが、Raspberry Pi 4をEurorackモジュール化するためのDIYキット、「EuroRPi」の販売を開始しています。

Deftaudio「EuroRPi」(完成バージョン)
「EuroRPi」は、5インチのLCDタッチスクリーンを備えたRaspberry Pi 4を、Eurorackモジュールとして使用するためのDIYキット。横幅26HPのアルミニウム製フロント・パネルと、電源変換/オーディオDAC/MIDI入出力用のシールド(拡張ボード)『Synth Kit I/O』の2つのコンポーネントで構成されます。フロント・パネルは、USB端子用のホールが2つ、3.5mm端子用のホールが4つ開けられており、『Synth Kit I/O』のオーディオ出力やMIDI入出力を前面に出すことが可能。『Synth Kit I/O』のオーディオ用DAコンバーターには、最高192kHzに対応したBurr Brown製の5102Aが採用されています。

フロント・パネルはアルミニウム製。USB端子用のホールが2つ、3.5mm端子用のホールが4つ開けられている

組み立て後のモジュールを横から見たところ
Tracktion SoftwareのRaspberry Pi用DAWソフトウェア、Waveform Freeを使用すれば、“モジュラーDAW”として機能する「EuroRPi」。横幅は26HPとそれほど大きくないので、このモジュールで“できること”を考えれば、スペースファクター&コスト・パフォーマンスはかなり良いと言えそうです(組み立て後の写真を見ると、奥行きがけっこうありそうなので、使用するケースと電源には注意した方がよさそうです)。気になる価格は、フロント・パネルのみが25ドル、『Synth Kit I/O』とのセットが37ドル。さらなる詳細は、tindleの販売ページをご覧ください。