Feature Image

NEWS & INFO

NAMM 2020: 新世代MIDIハーモニカ、Lekholm Instruments「DM48」がデビュー

1月16日から19日の日程で開催された世界最大の楽器のトレード・ショー、『The NAMM Show』。開幕前日のメディア向けプレヴューで一際注目を集めていたのが、MIDIハーモニカ「DM48」です。

Lekholm Instruments - DM48

スウェーデンのLekholm Instrumentsが開発した「DM48」は、ハーモニカ型のMIDIコントローラー。ハーモニカの種類としては、12穴のクロマチック・ハーモニカであり、音源となるデバイスとはUSBで接続します(「DM48」自体には、音源は入っていません)。12個の穴には、吹く/吸うの両方に対応した精密な圧力センサーが内蔵されており、感知した空気圧をMIDI信号に変換して出力。ベンド奏法には対応していないものの、強く吹く/吸うことで擬似的にベンド奏法を再現できる設計になっています。キーやチューニング、擬似ベンダーのスレッショルド/感度などをユーザー・サイドで設定することも可能で、本体には有機ELディスプレイも搭載。Lightning – USBカメラアダプタを使用することで、iOSデバイスを音源とすることも可能です。

Lekholm Instruments - DM48
Lekholm Instruments - DM48

実はこの「DM48」、純粋な新製品ではなく、販売自体は約3年前から行われています。メーカーの担当者によれば、今回ハードウェアを大幅にブラッシュ・アップしたとのことで、あらためて『The NAMM Show』でアピールしようと考えたとのこと。製品名は同じ「DM48」ですが、MIDIコントローラーとしての性能はかなり向上しているもようです。

DM48」の価格は6,400スウェーデン・クローナで、現在の為替レートで約73,000円。さらなる詳細は、Lekholm InstrumentsのWebサイトをご覧ください。

ボブ・クリアマウンテンと加納洋一郎氏が、“音楽のイマーシブ・ミックス”について解説するオンライン・セミナーが明日(土曜日)10時から開催…… 受講料無料

Minimoogを通じて、“Moogサウンド”と電子音楽の歴史に触れることができるWebサイト、『Mini Moog Factory』が公開

パソコン不要、スタンドアロンでAbleton Liveを使用できるPushがデビュー…… 音楽制作に集中できる夢のマシンが遂に登場

ボス、「SDE-3000D」を発表…… ’80sデジタル・ディレイの名機がストンプで蘇生、エディ・ヴァン・ヘイレン・モデルもラインナップ

“ギターやベースを飾れる吸音パネル”、Vicoustic「VicDisplay」が発売…… 黒/グレー/赤の3色展開

美しいデザインのデスクトップ型セミ・モジュラー・シンセサイザー、Superlative「Monolab 1210」がデビュー

“究極のボコーダー・プラグイン“、Zynaptiq「Orange Vocoder IV」が遂に発売…… アルゴリズムが24種類に拡張、内蔵シンセも大幅に強化

往年のAmiga用マウスを現代的な仕様で蘇らせた「Tank Mouse」が発売…… Amiga/Mac/Windows/Linuxに対応

IK Multimediaから、iLoud MTMを天井や壁面に取り付けるためのブラケットが登場…… “プライベート・イマーシブ・スタジオ”を実現

幻のブリーフケース型シンセサイザー、“Buchla Music Easel”が誕生50周年を記念して限定復刻

Softube、シンセサイザー史に残る“あの名機”を忠実に再現した新製品、「Model 80」を発売…… ポリフォニック発音時の各ボイスの相互関係も正確にモデリング

Apple、「Logic Pro for iPad」を発表…… フル・スペックの高機能DAWが遂にiPadでも利用可能に

コルグ、「microKORG Crystal」を発表…… 小型シンセの名機に、電子回路が見えるシースルー・モデルがラインナップ

teenage engineering、超小型コンデンサー・マイク、「CM-15」を発表…… 美しいデザインのスリム筐体にプロ・スペックを凝縮

ボス、小型デジタル・ミキサー「Gigcaster」を発表…… USBオーディオIFとしても機能、サンプルをポン出しできる『サウンド・パッド』も搭載

NAMM 2023: IK Multimedia、ギター/ベースの録音に最適化されたUSB-C接続のオーディオIF、「AXE I/O ONE」を発表

世界初、イマーシブ・オーディオに対応した“空間シンセサイザー”、Sound Particles「SkyDust 3D」がデビュー

J-POPの名盤を紡ぎ出してきた伝説のレコスタ、“音響ハウス”の響きを再現する「ONKIO Acoustics」がアップデート…… 新機能『匠プリセット』について開発者が語る

ICON