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NAMM 2020: 梯郁太郎氏が創業した楽器メーカー、“ACE TONE”が復活…… 革新的なデジタル・ストンプを多数お披露目
本日閉幕した世界最大の楽器のトレード・ショー、『The NAMM Show』。今回の『The NAMM Show』では、あの“ACE TONE”ブランドが数十年の時を経て復活しました。
楽器業界のレジェンド、梯郁太郎氏が1960年に創業した電子楽器メーカー、エース電子工業。ACE TONEは、エース電子工業の主力ブランドであり、1960年代から1970年にかけて、その名を冠したリズム・マシンやコンボ・オルガン、エフェクターなどが多数販売されました。中でも1967年に発売されたリズム・マシン、Rhythm Ace FR-1は大ヒットを記録、その名は世界に知れ渡ることになります。
今回の『The NAMM Show』では、そんなACE TONEが日本発の新興楽器メーカーとして見事に復活。立ち上げたのは梯郁太郎氏のご子息である梯郁夫氏で、開発中の新製品を多数展示していました。新生ACE TONEの最初の製品となるのが、ギター用ストンプ「StompACE」シリーズで、ファズ、オーバードライブ、コンプレッサー、フィルター、ディレイ、コーラス、フランジャー、フェイザー、3Dスペース、リバーブなどがラインナップ。「StompACE」シリーズの大きな特徴と言えるのが、バイパス・スイッチの手前に『PEDAL SENSOR』と呼ばれるセンサー機能が備わっている点で、踏み込みの強さによって音色を変化させることが可能になっています。また、ファズとオーバードライブ以外はデジタル・ストンプであり、背面に備わったUSB端子にパソコンを接続すれば、エディター/ライブラリアン・ソフトを使って深い音作りが可能。エディター/ライブラリアン・ソフト では、LEDランプの色なども設定できるようになっています。
「StompACE」シリーズの他に、ダイレクト・ボックスなども展示していたACE TONE。他にもいろいろな企画が持ち上がっているとのことなので、今後の展開にぜひ期待したいところです。ACE TONEのWebサイトでは、メール・ニュースの登録を受け付けているので、気になる方はぜひそちらもチェックしてみてください。