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大型タッチ・スクリーンを備えた新世代グルーヴ・サンプラー、1010music 「Blackbox」の国内販売が開始

Rock oN Companyが、欧米で大きな話題となっている1010musicの新製品、「Blackbox(ブラックボックス)」の国内販売を開始しています。

1010music - Blackbox

3月の『Synthplex 2019』で発表された「Blackbox」は、アメリカ・ロサンゼルスのモジュラー・メーカー、1010music(テンテン・ミュージック)初のスタンドアローン・マシン。1010musicは、Microsoftの元技術者であるアーロン・ヒギンズ(Aaron Higgins)氏が設立した新興メーカーで、Eurorackサンプラー Bitboxで一躍注目を集めました。

1010music - Blackbox

1010musicのアーロン・ヒギンズ(Aaron Higgins)氏

1010music - Blackbox

1010musicのEurorackモジュール

“コンパクト・サンプリング・スタジオ”を謳う「Blackbox」は、手のひらサイズのコンパクトなグルーヴ・サンプラー。Bitboxのサンプリング機能、Toolboxのピアノロール・シーケンス機能、Fxboxのエフェクト機能を融合したマシンという印象で、それらのモジュール同様、大型のマルチタッチ・スクリーンを備え、あらゆる操作を指先で直感的に行うことが可能になっています。

サンプラー部は、最大で16種類のサンプルを同時に扱うことができ、サンプルごとに最大4音ポリ(Sampleモード時。Clip/Slicerモード時は2音ポリ)という仕様になっています。ファイル・フォーマットは非圧縮のWAVで、ステレオ/32bit/あらゆるサンプル・レートに対応(標準は48kHz)。サンプル・メモリーはmicroSDカードなので、最大ファイル・サイズ4GBの範囲で、長時間のサンプルを録音/再生することができます。サンプル・パラメーターは、ADSRのアンプ・エンベロープやフィルターなどが用意されており、4×4のパッドやキーボードを使ってトリガー/演奏することが可能。そしてToolbox譲りの分かりやすいピアノロール・シーケンサーを使って、思いついたフレーズ/パターンを直感的に入力することが可能になっています。

1010music - Blackbox

高品位なディレイ/リバーブも内蔵し、ミックスも内部で行うことができる「Blackbox」。機能的にはシンプルですが、大型マルチタッチ・スクリーンによる優れた操作性は「Blackbox」ならではのもので、その反応の良さ/なめらかさは、同種のタッチ・スクリーンを備えた他のマシンと比べて頭抜けて良いと言えます。加えて気軽に持ち運ぶことができる薄型・コンパクト筐体というのも魅力の一つで、電源はUSBで供給する仕様のため、モバイル・バッテリーで使用することも可能になっています。

DAWレスのライブ・システム/制作システムのメイン・サンプラーとして、最適なマシンと言える「Blackbox」。国内での価格は69,000円(税込)で、既に販売が開始されています。詳しくは、Rock oN Companyの製品ページをご覧ください。

1010music - Blackbox

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