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SSL、DAWスタジオに最適な小型ミキサー「SiX」を発表…… 20万円を切る価格で手に入る、正真正銘の“SSLコンソール”
英国の名門 Solid State Logicは昨日、新製品「SiX(シックス)」を発表しました。「SiX」は、業務用コンソール・メーカーの製品とは思えない低価格(日本での販売価格は、198,720円/税込)で発売される、小型のアナログ・ミキサーです。
“究極のデスクトップ・ミキサー”を謳う「SiX」は、音楽制作、ポストプロダクション、ライブ、さらにはポッドキャストに至るまで、幅広い用途に対応するコンパクト・ミキサー。Solid State Logicによれば、小型ながら伝統的なSSLコンソールのデザインが踏襲されているとのことで、“40年に及ぶ創造的なワークフローの知見、DNAが詰まった製品”に仕上がっているとのことです。
入力は、“SuperAnalogue”マイク・プリアンプと2バンドEQ/ダイナミクスを備えた2chのモノ・チャンネルと、トリム/バランス調整に対応した2系統のステレオ入力に加え、2系統の外部ステレオ入力と1系統のオルタネート・ステレオ入力を装備。これらをフルに使用すれば、最大12ch入力のサミング・ミキサーとして機能するようになっています。2chのモノ・チャンネルは、XLR端子とライン入力に対応したTRSフォーン端子を併装し、背面にはインサーション端子(D-Sub)も搭載。フェーダーは、100mm長のプロ品質のものが採用され、内部回路はヘッドフォン出力を除き、完全バランス仕様の“SuperAnalogue”回路となっているとのことです。
注目なのが、マスター・バスにSSLサウンドの肝と言えるG-Seriesバス・コンプレッサーが備わっている点。コントロールはスレッショルドとメイクアップのみとシンプルですが、アタック/リリース・タイムはさまざなミックスに対応できる設定になっているとのことで、レシオは1:4に固定されているとのことです。
出力は、XLR端子のメイン出力のほか、TRSフォーン端子のモニター出力、オルタネート・モニター出力、DAWへの送りとして使用できるBus B出力を装備。モニター機能も充実しており、2系統のキュー/ステレオ・フォールドバック出力やトークバック入力などを備えています。
「SiX」の主な特徴は、以下のとおりです。
- スタジオ・ユース/ライブ/ポッドキャストに対応した完全なプロ仕様のデスクトップ・ミキサー
- 超低ノイズ/超低歪みを実現する“SuperAnalogue”回路
- 業務用コンソール品質の“SuperAnalogue”マイク・プリアンプを2基装備
- 2chのモノ・チャンネルにはSSLコンソール伝統のEQ/ダイナミクスを搭載
- SSL独自のListen Mic Compressorを装備
- プロ・ユースに耐える内部ルーティング/モニタリング機能
- 最大12chのサミングに対応
- SSLサウンドの肝であるG-Seriesバス・コンプレッサーを搭載
- ヘッドフォン出力を除き、完全なバランス回路を採用
日本国内では、4月上旬に販売が開始される「SiX」。価格は198,720円(税込)で、SSL謹製のマイク・プリアンプ/チャンネル・ストリップ、G-Seriesのバス・コンプレッサー、12ch入力のサミング・ミキサー、高機能なモニター・コントローラーが備わっていることを考えると、かなりコスト・パフォーマンスに優れていると言っていいでしょう。詳しくは、Solid State LogicのWebサイトをご覧ください。
- Solid State Logic – SiX:198,720円(税込)