WORLD SYNTHESIZER
WORLD SYNTHESIZER #46:北米で大ヒット中のMoogの新型シンセ、「Grandmother」の国内販売が開始
コルグ KID(KORG Import Division)が、米Moog Musicの新製品「Grandmother(グランドマザー)」の国内販売を開始すると発表しています。
今年5月に発表された「Grandmother」は、セミ・モジュラー・タイプの新型アナログ・シンセサイザー。Minimoog直系の2基のオシレーター、Moog 904を元にした伝統のラダー・フィルター、オーディオ・レートに対応したLFO、ハードウェア・スプリング・リバーブ(!)など充実の内部構成で、従来製品以上に多彩な音作りを実現しています。また、外部機器との高い親和性も「Grandmother」の大きな特徴で、パネル上に備わった41ものパッチ端子により、Mother-32/DFAMやEurorackモジュラーとダイレクトに接続することが可能。さらには標準フォーンの外部入力端子も備え、ドラム・マシンやギターなどを直接繋ぐこともできます。一目で「Grandmother」と分かるレトロな筐体デザインもポイントの一つです。
「Grandmother」の主な特徴は、以下のとおりです。
- セミ・モジュラー・タイプのアナログ・モノフォニック・シンセサイザー
- パッチング無しで、直ちに使用することが可能
- Minimoog直系のオシレーターを2基搭載。シンク/FM対応
- ホワイト・ノイズ・ジェネレーター
- Moog CP3を元にしたミキサー
- Moog 904を元にした-24/OctのMoogラダー・フィルター。自己発振対応
- -6dB/Octのハイパス・フィルター
- Moog 902を元にしたVCA
- Moog 911を元にした4ステージ(ADSR)・エンベロープ・ジェネレーター
- オーディオ・レートに対応したアナログLFO
- Moog 905を元にしたハードウェア・スプリング・リバーブ
- バイポーラ・アッテネーター
- 最大256ステップのシーケンスを3種類保存できるシーケンサーとアルペジエーター
- 計41の3.5mmパッチ端子(入力×21、出力×16、4マルチプル×1)
- 標準サイズのFatar製32鍵キーボード
- ピッチ・ベンド/モジュレーション・ホイール/ヴァリアブル・グライド
- 標準フォーン(TS)端子の外部オーディオ入力
- 標準フォーン(TRS)端子のライン/ヘッドフォン出力
- MIDI入力/出力/スルー/USB MIDI端子
- 横幅585mm×奥行362mm×高さ140mm
- 重量約8.17kg
「Grandmother」の国内販売は、2018年10月下旬に開始され、価格は125,000円(税別)となっています。詳しくは、コルグ KIDのWebサイトをご覧ください。
- Moog Music – Mother-32:79,488円(税込)
- Moog Music – DFAM:72,576円(税込)
- Moog Music – Minimoog Model D Walnut:422,280円(税込)