関連リンク:
MIDI Manufacturers Association (MMA)
MIDI Manufacturers Association (MMA) – Specification for TRS Adapters Adopted and Released
WORLD SYNTHESIZER
MIDI規格の標準化/管理/普及活動を行なっている団体、MIDI Manufacturers Association(MMA)は今週、TRSコネクターによるMIDI接続の仕様を規格化したことを発表しました。
MIDI端子というと、5ピンのDINコネクターが標準ですが、サイズが小さな機器の中には、3.5mmのTRSコネクター(いわゆるステレオ・ミニ端子)が採用されているものもあります。特にここ数年、そのタイプの機器は増えている印象で、中でもパネル・サイズが限られたEurorackモジュールでは、3.5mmのTRSコネクターが多くの製品で採用されています。しかし、TRSコネクターによるMIDI接続は仕様が規定されていなかったので、5ピンのDINコネクターと接続するための変換アダプターに互換性が無いのが実情でした。それが今回、MMAによって規格化されたことにより、近い将来変換アダプターが汎用的に使えるようになるかもしれません。
詳細については、こちらからダウンロードできる書類で確認することができますが、コネクターのサイズについては規定されておらず、3.5mmのミニ端子ではなく、さらに小さな2.5mmのミニミニ端子が推奨されています(初出時、標準フォーン端子と記載しましたが、正しくは2.5mmのミニミニ端子でした。お詫びして訂正いたします)。また、今回の規格化後も、オーディオ用ケーブルを使用したTRSコネクター同士のMIDI接続に関しては、内部の電線が個別にシールドされていることを理由に許可されていません。さらなる詳細は、MMAのWebサイトをご覧ください。