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欧米で話題沸騰のキャリブレーション・プラグイン、Sonarworks「Reference 3」が遂に日本上陸! スピーカーだけでなく、ヘッドフォンの補正にも対応!
メディア・インテグレーション MI事業部が、ラトビア Sonarworks社の国内代理店業務を開始。スピーカー/ヘッドフォン・キャリブレーション・ソフトウェア「Reference 3」の国内販売を、2017年4月4日に開始するとアナウンスしています。
「Reference 3」は昨年来、欧米でかなりの話題となっているスピーカー/ヘッドフォン・キャリブレーション・ソフトウェア。Lady GaGaを手がけたグラミー・エンジニア:Rafa Sardinaをはじめ、名だたるスタジオ/エンジニア/ミュージシャンがこぞって導入している注目の製品です。
「Reference 3」は、測定用ソフトウェアと測定用マイクロフォン、そしてDAW用プラグイン(AU/AAX/RTAS/VST対応)の3つのコンポーネントで構成されます。ユーザーは自分のスタジオ(部屋)の音響特性を測定用ソフトウェアと測定用マイクロフォンで測定し、生成されたプロファイルをDAW用プラグインで適用。たったこれだけの作業で、部屋やスピーカーの音響的な偏りが補正され、正確でフラットなモニタリングが可能になります。測定は最低25箇所で行う必要がありますが、Sonarworks社によれば15分もあれば作業は完了するとのこと。適用するスピーカーのプロファイルも、代表的な機種ならばほとんど用意されています。
これまでも似たような製品はありましたが、「Reference 3」では最先端のDSP技術が採用されているとのことで、“補正に伴う副作用的な音の変化が一切生じない”のが最大の特徴とのこと。独自の“ACE(Audio Calibration Engine)”という技術によって、周波数全域16,000ポイント(!)でリニア・フェイズ処理が実行されるとのことです(完全なリニア・フェイズ処理はレーテンシーが非常に大きくなるため、必要に応じてレーテンシーを短くすることも可能)。
また、スピーカー出力だけでなく、ヘッドフォン出力のキャリブレーションに対応しているのも「Reference 3」の大きな特徴。ヘッドフォン出力で使用する場合は当然部屋の測定は不要で、用意されているヘッドフォン・プロファイルを選ぶだけでキャリブレーションが可能です(Sonarworks社によれば、ヘッドフォン出力では“フラットなサウンド”ではなく、“フラットなスピーカー”となるようキャリブレーションが実行されるとのこと)。
スタジオで作業するようなプロはもちろん、自宅で音楽制作を行っている人も大注目の新製品である「Reference 3」。気になる価格は、スピーカー・キャリブレーション+ヘッドフォン・キャリブレーションの両方に対応した測定マイク付きのパッケージが45,000円(税込)、スピーカー・キャリブレーションのみに対応した測定マイク付きのパッケージが37,800円(税込)、ヘッドフォン・キャリブレーションのみに対応したバージョンが13,800円(税込)となっています。詳しくは、メディア・インテグレーション MI事業部のWebサイトをご覧ください。