SYNTH & MACHINE
ローランドの定番サンプラー、SP-404MKIIがv3.0へと進化…… DAW/MTR感覚で長尺のオーディオを同期再生することが可能に
ローランドの定番サンプラー、SP-404MKIIがv3.0へと進化。“マルチ・トラック・オーディオ・プレーヤー”としても使用できるようになりました。
一昨年の秋に発売されたSP-404MKIIは、名機SP-404をベースに、最大同時発音数32、16GBの内蔵ストレージ、波形表示対応のディスプレイなどなど、大幅なスペック強化が図られた次世代サンプラーです(発表時の記事はこちら)。今回リリースされたv3.0では、主にシーケンサー/クロック周りの機能がブラッシュ・アップされ、プロダクション&ライブ・システムのセンター・ピースとしても十分機能するマシンとして進化を遂げました。
多くの新機能が盛り込まれたv3.0ですが、中でも目玉のフィーチャーと言えるのが『マルチ・トラック・オーディオ』機能。『マルチ・トラック・オーディオ』機能は、長尺のサンプルを複数、正確に同期して再生する機能で、例えばDAWで書き出した4トラック/8小節のオーディオ・ファイルを、MTR感覚で再生することができます。また、新たに追加された『パッド・ミュート/オートメーション』機能を使えば、マルチ・トラックのオーディオを再生しつつ、パッド操作でミュート・オートメーションを記録することもできるようになりました。その他、SP-404MKIIをクロック・マスターにした外部MIDIデバイスの正確な同期機能、エフェクト・パラメーターのモーション・レコーディング機能、作り込んだパターンを瞬時にサンプルに変換できる機能など、多くの新機能が盛り込まれたSP-404MKII v3.0。もちろん既存のユーザーは、無償でv3.0にアップグレードできます。さらなる詳細は、ローランドのWebサイトをご覧ください。