DAW & PLUG-IN
PCとスマホを繋いでオーディオをやり取りできる“デュアルUSB”オーディオIF、LEWITT「CONNECT 6」が登場…… DAWからInstagramやTikTokに直接音声を送ることが可能に
LEWITTが新機軸の製品、「CONNECT 6(コネクト・シックス)」を発表。USB-Cポートを2系統搭載したオーディオ・インターフェースの登場です。
元AKGのスタッフが2009年に設立したマイクロフォン・メーカー、LEWITT。音楽の都:オーストリア・ウィーンに開発拠点を置き、高品質でユニークな機能を持ったマイクロフォンを続々と市場に投入しています。今年2月には、4タイプの真空管回路とFET回路を搭載し、集音段階で幅の広い音づくりが行える高機能マイクロフォン LCT 1040を発表し、大きな注目を集めました。
そんなLEWITTの最新プロダクトとなる「CONNECT 6」は、同社初のデスクトップ型オーディオ・インターフェース。最大の特徴は、USB-Cポートを2系統搭載している点で、パソコンとモバイル・デバイスを2台同時に接続して併用する(!)ことが可能。この斬新な仕様により、たとえばパソコン側のDAWで再生した音声を、デジタル信号のままスマートフォン上のアプリ(InstagramやTikTokなど)にストリーミングすることができます。もちろんその逆、スマートフォンで再生した音声をそのまま、パソコン側のDAWにレコーディングすることも可能。こういったデバイス間のルーティングは、付属のソフトウェア『CONTROL CENTER』を使って、パソコン上で直感的に行うことができます。
オーディオ・インターフェースとしての基本的なスペックは、2ch入力/2ch出力というミニマムな仕様で、パソコン用のUSB-Cポート(USB Audio Class 2準拠)は最高96kHz/24bit、モバイル・デバイス用のUSB-Cポート(USB Audio Class 1準拠)は最高48kHz/24bit対応。Mac/Windows/iOS/Androidの各デバイスをサポートしています(もちろん、Apple MFI認証取得)。入力部には、ノイズ・レベル-133dBV EINという高品位なマイク・プリアンプを装備し、最大72dBという広範なゲイン・レベルにより、あらゆる種類のマイクロフォンに対応。XLR/フォーン兼用のコンボ端子の採用により、エレクトリック・ギターなども直接繋ぐことができます。その他、バランス仕様のモニター出力(TRSフォーン)、ステレオ・ミニ端子のAUX出力、同じくステレオ・ミニ端子のAUX入力、給電用のUSB-Cポートなども装備。秀逸なのが、独立したヘッドフォン出力端子を2系統備えている点で、ボーカリストやギタリスト用のモニター出力レベルを自分とは別に設定できるようになっています。
アイディア次第で様々な使い方が考えられる新感覚オーディオ・インターフェース、「CONNECT 6」。国内での販売は2022年11月上旬開始予定で、価格は42,900円となっています。さらなる詳細は、メディア・インテグレーションのWebサイトをご覧ください。
- LEWITT CONNECT 6:42,900円