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モジュラーシンセ感覚でスタジオ内の配線が行える“デスクトップ・パッチ・ベイ”、DF Audio「MINIBAY」が登場
オーストラリアのガレージ・メーカー DF Audioが、同社初の製品となる「MINIBAY(ミニベイ)」をお披露目。「MINIBAY」は、計40のパッチ・ポイントを持つデスクトップ型のパッチ・ベイです。

DF Audio「MINIBAY」
ハード・シンセ/マシン中心のベッドルーム・スタジオに、かなり便利そうなアイテムが登場しました。DF Audioというメーカーが開発中の「MINIBAY」は、デスクトップ筐体を採用したユニークなパッチ・ベイ。パッチ・ポイントは計40で、パッチ用の端子は上面に、各種機器を接続しておくための端子は背面に備わっています。パッチ・ポイントは、8組の『FX』行(FX1〜8)、12の『A』行(A1〜A12)、12の『B』行に分かれており、『A』行と『B』行は上下のノーマル接続を個別に有効にすることも可能(ジャンパー切り替え)。従って通常は、ノーマル接続を活かして、『A』行にハード・シンセやマシンの出力、『B』行にミキサーやオーディオ・インターフェースの入力、『FX』行にストンプやエフェクターを接続するというセットアップになりそうです。

背面の端子は、TRS仕様のフォーン
背面の端子にはTRSのフォーン端子(『FX』行は1組で1つの端子を、『A』行と『B』行は奇数チャンネルと偶数チャンネルで1つの端子を共有)、上面の端子にはEurorackなどと同じ3.5mmのミニ端子が採用され、モジュラーシンセ用のパッチ・ケーブルでパッチできるというのも便利。また右上には、何かと重宝しそうな3ch入力/1ch出力のパッシブ・ミキサーが2基備わっています。
ありそうでなかったデスクトップ・スタイルのパッチ・ベイ、DF Audio「MINIBAY」。気になる価格は200オーストラリア・ドル(現在のレートで約16,000円)で、最初のバッチ50台は3月の出荷を予定しているとのこと。ベッドルーム・スタジオの配線のやりにくさに悩んでいた方は、ぜひチェックしてみてください。

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