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FREE PLUG-IN

DJ/プロデューサー KSHMRのキック処理のノウハウが凝縮された無料プラグイン、Dharma「KSHMR Essentials Kick」

Dharma Studioが無料配布している「KSHMR Essentials Kick(カシミア・エッセンシャルズ・キック)」は、キック・ドラムの処理に特化した統合型のプロセッシング・プラグイン。名前のとおり、世界的なDJ/プロデューサー KSHMRのシグネイチャー・プラグインであり、これ1本でキック・ドラムの処理が完結するとても便利なプロセッサーです。

Dharma Studio - KSHMR Essentials Kick

Dharma Studio「KSHMR Essentials Kick」

KSHMR Essentials Kick」は、Spliceがサブスクリプションで提供しているプラグイン、KSHMR Essentialsの“Kick”プロセッサーのみを取り出したバージョンです。超低域を付加するサブハーモニック・シンセサイザー(Sub)、中域をカット/ブーストするミッドEQ(Mid)、高域に空気感を付加するエアーEQ(Air)、アタック成分を強調するトランジェント・シェイパー(Trans)、音を滲ませて歪みを付加するテープ・サチュレーター(Tape)、音にパンチを加えるマルチバンド・コンプレッサー(Pressure)、全体のレベルを整えるコンプレッサー(Comp)、広がり感を調整するステレオ・イメージャー(Width)という8種類の“モジュール”を内包。各モジュールは、KSHMRお気に入りのプロセッシング・フローをソフトウェア化したもので、裏では複雑な処理が行われているとのことですが、パラメーターはモジュールあたり1つと極めてシンプルな操作体系になっているのがポイントです。超低域を付加するサブハーモニック・シンセサイザーは、量だけでなく音程も設定でき、右上のスイッチでディスプレイの表示を波形(wave)と周波数カーブ(freq)で切り替えることも可能。実際の音づくりは、はじめにサブハーモニック・シンセサイザー(Sub)でローエンドを加え、2つのEQ(Mid/Air)で音色を整えた後、音をサチュレートさせる(Tape)前にコンプレッション処理(Pressure/Comp)するフローが推奨されています。

KSHMR Essentials Kick」は、Mac(10.10以降)/Windows(8以降)両対応で、VST3/AU/AAXの各フォーマットをサポート。Dharma StudioのWebサイトから、無料でダウンロードすることができます(要・アカウント登録)。

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