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新型MacBook ProのTouch Barで波形の操作が行える新世代波形編集ソフト、2nd Sense Audio「ReSample」が販売開始!
FMシンセサイザー「Wiggle」で注目を集めた中国のソフトウェア・デベロッパー、2nd Sense Audioが新製品「ReSample」を発表。販売を開始しています。
「ReSample」は、Mac/Windowsに対応した高機能な波形編集ソフトウェア。昔のDigidesign Sound Designer IIや、マスタリング機能を搭載する前のSteinberg WaveLabを彷彿とさせる、ピュアな波形編集ソフトウェアです。
モダンな開発環境で完全にゼロから書かれたソフトウェアであるため、軽快な動作と、高速で滑らかな描画を実現しているのが「ReSample」の大きな特徴。トラックパッドのマルチタッチ・ジェスチャーにも対応しており、Mac版は新型MacBook Proをフル・サポート、Touch Barを使って再生ヘッドを移動することも可能になっています。
もちろん、DSP機能も充実しており、2ミックスが歌を除去できる“Vocal Removal”や、リアルタイム・プレビューに対応した“Time Stretch/Pitch Shift”、国際規格に準拠した“Loudness Meter”といった機能を搭載。VST/AUプラグインにも対応しています。
「ReSample」の主な特徴は以下のとおりです。
- 新型MacBook ProのTouch Barに対応。Touch Barにオーディオ・ファイルの波形が俯瞰表示され、指先で再生ヘッドを移動することが可能
- スムーズな波形のブラウジング/編集操作。マルチタッチ対応のトラックパッド/マウスを使用して、波形のズーム/選択が可能
- 簡単で直感的なオーディオ・レコーディング
- スペクトログラム表示でのブラウジング
- ダイレクト・ビューおよびサンプル単位での正確な操作
- ワン・クリックで、センター定位のボーカルを除去
- 特定の周波数帯域へのコンプレッサー/エクスパンダー処理
- サンプル・ベースでのノイズ・リダクション処理
- パラメトリックEQ、ボーカル除去、タイム・ストレッチ/ピッチ・シフト、リバーブ、ノイズ・リダクション、エンジニアリング・フィルターなど、20種類以上のプロセッサーが付属
- 安定かつ高速な高次エンジニアリング・フィルター(バターワース・ローパス・フィルターを実現する最大100次の処理が可能)
- 周波数分布を容易に確認できるリアルタイム・スペクトラム表示
- リアルタイム・スペクトラム表示により簡単に使用できるEQ
- 正確でカスタム設定できるフェード・カーブ
- パラメーターをグラフィカルに設定できるドップラー・エフェクト
- 高品位かつ正確なサンプル・レート変換
- Mac/Windows対応。Windows版はASIOをサポート
- PCM(.wav/.aif)、FLAC(.flac)、VORBIS(.ogg)、MP3(.mp3)、AAC(.m4a、Mac版のみ)など、様々なコーデック/フォーマットをサポート
- VST(Windows版のみ)/AU(Mac版のみ)の各プラグインをサポート
マスタリング・ソフトウェアではなく、純粋な波形編集ソフトウェアとして開発された「ReSample」。軽快動作と高速表示で、ちょっとした波形編集に活躍してくれそうな便利ツールと言えそうです。価格は89ドルで、25日間試用できるデモ版も用意されていますので、気になった方はまずそちらを試してみれはいかがでしょうか。
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