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NAMM 2017: Antelope Audio、新型オーディオIF「Orion32 HD」を発表! USB 3とMADIに対応、Pro Tools|HDXともダイレクトに接続可能
Antelope Audioが、来週19日に開幕する『The 2017 NAMM Show』を前に、新製品「Orion32 HD」を発表しています。
1Uラックマウント筐体の「Orion32 HD」は、24bit/最高192kHz対応のオーディオ・インターフェース。入出力のキャパシティは、アナログ32ch入出力という仕様で、デジタル・インターフェースはUSB 3.0、MADI(オプティカル)、ADAT(入出力とも2系統)、S/PDIF(コアキシャル/2ch)、そしてPro Tools用のDigiLink Mini端子(!)を2基装備しています。
OCXシリーズで高く評価されているAntelope Audioの64bitクロック技術は、この「Orion32 HD」でも採用されており、ワード・クロック入力のほか、アトミック・クロック入力や2基のワード・クロック出力も装備。Antelope Audioが最近力を入れているFPGAによるエフェクト/ミキサー機能も搭載しており、豊富なFPGAエフェクトをニアゼロ・レーテンシーで使用することができます。32chのアナログ入出力はすべて25pinのD-Sub端子ですが、それとは別に2chのモニター出力端子(フォーン)を装備。Antelope Audioいわく、“マスタリング・グレード”のDAコンバーターを搭載したモニター出力とのことです。
次世代規格USB 3.0とMADIの両方をサポートした非常にパワフルなオーディオ・インターフェースですが、何と言っても注目はPro Tools用のDigiLink Mini端子を搭載してきたことでしょう。これにより、Pro Tools | HDX/HD NativeシステムのI/Oとしても機能します。Pro Toolsに対応したI/Oで、1Uラック・サイズのものは珍しいので、コンパクトにHDX/HD Nativeシステムを構築したい人には注目の新製品と言えそうです。
「Orion32 HD」の主な特徴は以下のとおりです。
- 24bit/最高192kHz対応、アナログ32ch入出力のオーディオ・インターフェース
- FPGAによるニアゼロ・レーテンシーのエフェクト/ミキサー機能
- D-Sub 25pinのアナログ入出力
- “マスタリング・グレード”のアナログ・モニター出力(2ch/フォーン)
- デジタル入出力は、USB 3.0、MADI(オプティカル)、ADAT(2系統)、S/PDIF(2ch/コアキシャル)、DigiLink Mini(2系統)を装備
- 64bitクロッキング・テクノロジーを採用。ワード・クロック入力、アトミック・クロック入力、2系統のワード・クロック出力を装備
- Mac/Windows対応のコントロール・ソフトウェア
- ファン・レスの静寂設計
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