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Sonnox、簡単な操作で“完璧なボーカル処理”を実現する新機軸のプラグイン、「Voca」を発売

Sonnoxが新作プラグイン、「Voca(ボカ)」を発売。簡単操作で、完璧なボーカル処理を実現する魔法のようなプラグインの登場です。

Sonnox - Voca

Sonnox「Voca」

昨年12月にFocusriteグループの一員となったSonnoxから、新機軸のプラグインが登場しました。本日リリースされた「Voca」は、複数のプロセッサーを組み合わせることなく、ボーカルのダイナミクス処理を完遂できる、まったく新しいタイプのプラグイン。Sonnoxは「Voca」の革新性について、“ボーカル・コンプレッションの未来”とアピールしています。

すべてのエンジニア、ミキサー、プロデューサーは、ボーカルが一流のミックスの主役であることを知っています。完璧なボーカル・プロダクションは、まさに芸術ですが、「Voca」を使用することで、その処理を簡単に実現することができます。難しいスレッショルドやレシオ、ゲイン・リダクションといったパラメーターの設定に別れを告げましょう。「Voca」は、プロフェッショナルなボーカル処理のための決定版と言えるソリューションです。

Voca」のユーザー・インターフェースはシンプルで、入力レベルを自動でコントロールするセクション、ボーカルのダイナミクスをコントロールして明瞭度を引き上げる『Compressor』、ボーカルの“密度”を操作して存在感(ミックス内の立ち位置)をコントロールする『Saturation』、ボーカルの耳障りな箇所/歯擦音を軽減して声色を再構成する『Soften』という4つのセクションで構成されています。肝となるのは中央に配された『Compressor』(青色)と『Saturation』(オレンジ色)の2つで、一見ノブのように見える操作子は実はXYパッドであり、2つのパラメーターを一度のドラッグ操作でコントロールすることが可能。たとえば『Compressor』は、垂直方向が『Stabilise』、水平方向が『Squish』というパラメーターで、『Stabilise』を上げれば上げるほどコンプレッションが深くかかり、ボーカルの“安定性”が向上します。一方、『Squish』を上げると、より速く積極的なコンプレッションが適用され、ボーカルのキャラクターが変化。その裏では2種類のコンプレッサーが動作しており、いずれも1176やLA-2Aといったヴィンテージ機材にインスパイアされたアルゴリズムになっているとのことです。

Sonnox - Voca

Sonnox「Voca」のダウンロード販売は既に始まっており、2023年10月11日までのイントロ・プライスは14,300円(通常価格:18,700円)。さらなる詳細は、メディア・インテグレーションの製品ページをご覧ください。

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