VIDEO SYNTH
アニメーションを作り出すことができる幻のモジュラーシンセ、4ms「Pingable Animation Generator(PAG)」が販売中
Reverbで現在、4ms「Pingable Animation Generator(PAG)」が販売されています。
4msの「Pingable Animation Generator」は、同社の定番モジュール Pingable Envelope Generator(PEG)を元に、ビデオ・レート同期/1V出力に対応させることで、ビデオ・シンセサイザー用オシレーター/ファンクション・ジェネレーターとして発展させたEurorackモジュール。2013年の『The NAMM Show』で試作機がお披露目されましたが、実際に製品化されることはありませんでした(『The NAMM Show』での試作機によるデモは、SonicstateのYouTubeチャンネルで見ることができます)。
背面にはLZX Industriesの14pin同期端子を備え、“PING”およびディバイダー/マルチプライヤーで設定した周波数の波形を出力。同じ機能を左右に搭載したデュアル仕様で、“CYCLE”がオンのときはオシレーター、オフのときは1サイクルのファンクション・ジェネレーターとして機能します。“SKEW”や“HOLD”、“CURVE”といったパラメーターで、波形の形状を連続的に変化させることもでき、他のモジュールを同期/トリガーできる“EOR/H”出力や“EOF”出力も装備。上部の“LINK”スイッチをオンにすれば、左右のオシレーター/ファンクション・ジェネレーターをリンクさせることもできます。
3本の試作機が製作され、1本はジョニー・ウッズ(Johnny Woods)の手に渡ったと言われている「Pingable Animation Generator」。非常にレアなモジュールということもあり、Reverbでの販売価格は4,000ドル(!)とかなり強気な設定になっています。