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PreSonus、「Studio One 6」を発表…… UIをディープにカスタマイズできるエディターやスマート・テンプレート機能を搭載、日本語対応の歌詞表示機能も

PreSonusStudio Oneの新バージョン、「Studio One 6(スタジオ・ワン・シックス)」を発表しました。

PreSonus - Studio One 6

PreSonus「Studio One 6」

世界中のクリエイターから愛されているDAWが、またひとつ大きな進化を遂げます。本日発表された「Studio One 6」は、人気のDAW、Studio Oneの最新バージョン。Studio One 5のリリースから約2年ぶり、PreSonusがFenderに買収されてから初のメジャー・バージョン・アップとなります。

Studio One 6」の新機能の多くは、ユーザーからのリクエストを元に追加されたものとのことで、その内容は多岐にわたっています。新たに搭載された『カスタマイズ・エディター』は、Studio Oneのほぼすべてのツール/機能の表示/非表示を設定できるエディターで、ユーザー・インターフェースをこれまで以上にディープに(自分好みに)カスタマイズすることが可能。カスタマイズしたユーザー・インターフェースはいくつも作成することができ、作業内容に合わせて簡単に切り替えることができます。さらには『スマート・テンプレート』と呼ばれる強力なテンプレート作成機能も搭載されました。『スマート・テンプレート』では、楽曲制作のスタート・ポイントを詳細に作り込むことができ、必要なファイルをドラッグ&ドロップするだけで、素早く作成することができます。

YouTuberや映像制作をしている人に嬉しい新機能が、新たに備わった『グローバル・ビデオ・トラック』。『グローバル・ビデオ・トラック』では、ビデオ・ファイルをタイムラインにドラッグ&ドロップするだけでクリップを取り込むことができ、トラック内に格納できるクリップ数は何と無制限。長尺の映像作品への音付けも、単一のプロジェクトで完了することができます。もちろん、映像のサムネイルは自動的に作成/表示され、ビデオ・ファイルのエンベデッド・オーディオ用にサブ・トラックも搭載。他のソフトウェアに頼ることなく、映像用のオーディオ制作が行えるようになりました。

PreSonus - Studio One 6

自由にカスタマイズできるようになったユーザー・インターフェース

その他、日本語対応の歌詞表示機能やPreSonus Sphereによるクラウド・コラボレーション機能、新しい『De-Esser』および『Vocoder』プラグインの搭載など、多くの新機能が追加されている「Studio One 6」。PreSonusによれば、新機能の“内容”だけでなく、実装する“方法”にも留意しながら開発を行ったとのことで、ユーザーから高く評価されている音質や軽快な動作に関しては、しっかり維持されているとのこと。「Studio One 6」の販売は既に始まっており、Music EcoSystems STOREにおけるダウンロード版の価格は以下のとおりとなっています。

なお、2022年8月1日から9月29日までに新規でStudio Oneを登録/アクティベートしたユーザーは、無償で「Studio One 6」にアップグレードできるとのこと。また、デモ版や無償のPrimeの提供は、それぞれ「Studio One 6」対応版になるまでしばらく中止されるとのことです(「Studio One 6」のデモ版/Primeの提供は、2022年10月〜11月頃を予定しているとのこと)。さらなる詳細は、エムアイセブンジャパンのWebサイトをご覧ください。

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