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テクノ・ポップに最適なシンセ・ドラム音源、「Elsita-V」が無償配布中…… 旧ソ連製のカルト・マシンを再現
フランスのDigital Systemic Emulationsが、新作のソフトウェア音源「Elsita-V」の無償配布を開始しています。
E-mu Emulator Iやヤマハ CM5M(!)など、1980年代の電子楽器/音系マシンを再現したソフトウェア音源で知られるDigital Systemic Emulations。このたび同社が無償配布を開始した「Elsita-V」は、旧ソビエト連邦の楽器メーカー、RMIF(Musical Instrument Factory of Riga)の“Elsita”を再現したソフトウェア音源。1989年から1991年にかけて販売されたという“Elsita”は、シンセ音源を4ch分備えたマニアックなドラム・マシンです。すでにPCM音源が主流になっていた時代の製品ですが、音源部にはアナログ回路が採用され、チャンネルごとにピッチ、エンベロープ、フィルター、ノイズ・ミックスといったパラメーターを設定することが可能(パネルの表記はロシア語ですが、Digital Systemic EmulationsのWebサイトには英語の翻訳が掲載されています)。肝心の音色は、“いかにも電子ドラム”といった感じのシンセティック・サウンドで、かなり使いでがありそうです。なおDigital Systemic Emulationsによれば、各チャンネルの音色は微妙に異なるようで、そのあたりもこのマシンの魅力なのかもしれません。
「Elsita-V」は、Mac/Windows両対応で、VST2/VST3/AUの各フォーマットをサポート。プラグインだけでなく、サンプルパックも配布されています。Digital Systemic EmulationsのWebサイトから、無償でダウンロードできるので、気になった方はチェックしてみてはいかがでしょうか(Windows版のみのようですが、PayPalでドネートした方には、出力を4chに拡張したバージョンを提供するとのことです)。