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IK Multimedia、物理モデリング・ドラム音源「MODO DRUM」を発表…… MODO BASSに続く“MODO”シリーズ第二弾が登場
IK Multimediaが新製品、「MODO DRUM」を発表しました。
世界中で大ヒットを記録した MODO BASSに続く、“MODO”シリーズ第二弾となる「MODO DRUM」は、フィジカル・モデリングを採用したドラム音源ソフトウェア。独自のモーダル・シンセシス・テクノロジーによって音色をリアルタイムに生成するアルゴリズムにより、あらゆるドラム・サウンドをかつてないレベルで生々しく再現します。根幹となる物理モデルはMODO BASS同様、かのガリレオ・ガリレイが教授を務めたことで知られるパドヴァ大学(1222年創立)と共同で、約11年もの歳月を投じて開発されたものとのこと。IK Multimediaによれば、フィジカル・モデリングを音を生成するドラム音源ソフトウェアは、「MODO DRUM」が史上初になるとのことです(なお、ハイハット/シンバル関係は、フィジカル・モデリングではなくサンプリングを採用しているとのこと。IK Multimediaによれば、当初はハイハット/シンバル関係もフィジカル・モデリングを採用する予定だったものの、金物に関してはサンプリングの方が音色がリアルだったため、ハイブリッド仕様になったとのことです)。
「MODO DRUM」は、ロック向けのキットやジャズ向けのキット、ヘヴィ・メタル向けのキットなど、さまざまなジャンルに対応するドラム・キットを計10種類収録。もちろん任意のキットを選択するだけでなく、音色をエディットすることも可能で、ヘッドやシェルの種類、ヘッドのチューニング/ダンピング、シェルの直径/深さ、スネアのスナッピー/テンション、キックの共振、アンビエンス・マイクなど、細かいパラメーターが用意されています。さらにはドラム・キットのパラメーターだけでなく、それを叩く“ドラマーのふるまい”まで設定することができ、スティックで叩くヘッドの位置や範囲なども設定することが可能。スティックの材質や形状、ペダルのピーターの材質、さらには同音連打時のラウンド・ロビンなども設定できるため、イメージするドラム・サウンドを忠実に再現することができます。
「MODO DRUM」の発売は2019年8月予定で、beatcloudでは本日よりイントロ価格での予約受付がスタート。イントロ価格は、フル・バージョンが35,630円(通常価格:47,510円)、クロスグレード版が23,750円(通常価格:35,630円)となっています(クロスグレード版は、99.99ドル/99.99ユーロ以上のIK Multimedia製品を登録しているユーザーが購入可能)。詳しくは、IK MultimediaのWebサイトをご覧ください。