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SUPERBOOTH 2018: IK Multimedia、本格アナログ・シンセ「UNO Synth」を発表! Soundmachinesと共同開発、価格は約25,000円!
今月3日から5日まで、ドイツ・ベルリンで開催される世界最大のシンセサイザーの祭典、『SUPERBOOTH』。その開幕に先駆けて、IK Multimediaが新製品、「UNO Synth(ウノ・シンセ)」を発表しています。
同じイタリアのモジュラー・メーカー、Soundmachinesとのコラボレーションで開発されたという「UNO Synth」は、IK Multimedia初のハードウェア・シンセサイザー。気軽に持ち運べるコンパクト筐体ながら、音源部は完全アナログ回路(!)という本格的なシンセサイザーです。
音源部は2基のVCO(鋸波/三角波/矩形波/パルス波/ホワイト・ノイズ・ジェネレーター)+マルチモード・フィルター(LP/HP/BP)+2基のEG+LFOという構成で、VCOは波形間をモーフィングすることも可能。音に微妙な歪みを付加するデュアルステージ・オーバードライブやテンポ同期対応のディレイ、5種類のパフォーマンス・エフェクトも搭載しています。
もちろん、音色のプログラムにも対応しており、ユーザー・プリセットは80種類保存可能。即戦力となるファクトリー・プリセットも100種類収録されています。本体下部には27鍵仕様のマルチタッチ・キーボードを備え、パラメーター・オートメーションにも対応したシーケンサーやアルペジエーターも搭載。乾電池(単三乾電池4本)/USBバス・パワー(5V)の2電源に対応し、コンパクト・サイズ(重さ約400グラム!)なので、電車の中で使用することもできます。
「UNO Synth」の主な特徴は以下のとおりです。
- Soundmachinesとの共同開発によって誕生した本格アナログ・シンセサイザー
- 2基の独立したVCO(鋸波/三角波/矩形波/PWM対応のパルス波/ホワイト・ノイズ・ジェネレーター)
- VCOは、波形間を連続可変(モーフィング)することが可能
- 2基のVCOは個別チューニング/PWMに対応。モノフォニック音源ながら太いサウンドを生み出すことが可能
- 2ポールOTAベースのマルチモード・フィルター(LP/HP/BP)
- 音色をサチュレートできるデュアルステージ・オーバードライブ
- AD(フィルター)+AR(アンプ)コントロール可能な2基のEG。MIDI CC/ソフトウェア・エディターを使用すれば、ADSRコントロールが可能
- ピッチやフィルター、アンプを変調できるLFO(サイン波/鋸波/矩形波/三角波/ランダム/S+H)
- テンポ同期対応のディレイと5種類のパフォーマンス・エフェクトを搭載
- 7基のエンコーダーによる直感的な音色エディット
- 27鍵仕様のマルチタッチ・キーボードを搭載。クロマチックおよび13種類のスケールを指定することが可能
- リアルタイムおよびステップ・エディットに対応した16ステップ・シーケンサー。20種類のパラメーターをオートメーションすることも可能
- 10種類のモード/最大4オクターブのアルペジエーター
- 自動でチューニングを行うオート・キャリブレーション機能
- USB/MIDI入出力(2.5mm端子)を装備。すべてのパラメーターは、外部からのMIDIコントロールに対応
- 他の機材とディージーチェーン接続できるオーディオ入出力を装備
- Mac/Windows上からコントロールできるエディター/ライブラリアン・ソフトウェア
- 単三乾電池4本/USBバス・パワーの2電源方式。モバイル・バッテリーでも動作
- 横幅約25.6cm×奥行約15cm/重さ約400グラムのコンパクト・サイズ
- イタリアの自社工場で生産
IK Multimediaが満を待して発売する初のハードウェア・シンセサイザー、「UNO Synth」。今夏発売予定で、何と日本での市場価格は税別25,000円前後(!)を見込んでいるとのこと。高機能シーケンサーを搭載した完全アナログ回路の本格シンセサイザーが、税別25,000円前後とはかなり驚きです。さらなる詳細は、IK MultimediaのWebサイトをご覧ください。