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SUPERBOOTH 2018: Pittsburgh Modularから強力なハードウェア・シーケンサー、「Electronic Sequence Designer 128」が登場!
来月3日から5日、ドイツ・ベルリンで開催される世界最大のシンセサイザー・イベント、『SUPERBOOTH 2018』。その開幕を前に、Pittsburgh ModularがSNSで新製品を公開しています。

Image via Twitter
1月の『The NAMM Show』では、スタンドアローンのセミ・モジュラー・シンセサイザー「Microvolt 3900」を発表して注目を集めたPittsburgh Modular。来月の『SUPERBOOTH 2018』でもいくつかの新製品を発表するもようです。

1月の『The NAMM Show』で発表されたセミ・モジュラー・シンセ、「Microvolt 3900」
先行してSNSでお披露目された「Electronic Sequence Designer 128」は、4チャンネル/32ステップ仕様のパフォーマンス・シーケンサー。Moog MusicのMother-32のように、スタンドアローンでもEurorackモジュールとしても使用できる設計になっています。

来月の『SUPERBOOTH 2018』で正式発表されるパフォーマンス・シーケンサー、「Electronic Sequence Designer 128」
「Electronic Sequence Designer 128」の主な仕様は以下のとおりです。
- 4チャンネル/最大32ステップのパフォーマンス・シーケンサー
- スタンドアローン/Eurorackモジュールの両方に対応
- 32本のスライダーを4つのシーケンスに割り振ることができる“Live”モードと、1ページ=1シーケンスでページを切り替えて使用する“Page”モード
- シーケンスは32セット保存することが可能
- 2種類のカスタム・スケールを含む11種類のクオンタイズ・スケール
- 1/3/4/5オクターブでレンジ幅を切り替え可能なスライダー
- 8種類のディレクション
- 全シーケンスあるいは1シーケンスごとの再生/停止、リセットが可能
- 拍子間でのノート・シフト
- シーケンス単位で使用できるユークリッド・パターン・ジェネレーター
- シーケンス単位で設定できるスウィング
- シーケンス単位で設定できるスケールおよびスライダー・レンジ
- シーケンス単位で設定できるゲート長およびアクセント
- シーケンス単位で設定できるラチェット
- シーケンス単位で設定できるリピート・ステップ
- ほぼすべてのパラメーターはランダマイズ可能
- クロックの停止時、CVとMIDIピッチ・チェンジを出力可能
- クロックの停止/スタート時、手動でアクティブ・ステップを選択可能
- 各種パラメーターをコントロール/トリガーできる2系統のCV入力
- 分割/変調したクロックを出力できるクロック・デバイダー出力
- シーケンスごとに独立したCV/Gate出力を装備
- シーケンスごとに個別のMIDI入力チャンネル/MIDI出力チャンネル/MIDIコントロール・チェンジ番号を設定可能
- MIDI入力でシーケンスのトランスポーズが可能
多数のスライダーを装備した4チャンネル・シーケンサーということで、KOMA ElektronikのKOMPLEX SEQUENCERを彷彿とさせる「Electronic Sequence Designer 128」。後発製品だけあって、用途に合わせて2種類のモード(LiveとPage)を切り替えられる点など、非常に考えられた設計になっていると言えそうです。気になる価格は、Eurorackモジュール版が649ドルで、スタンドアローン版が699ドル。さらなる詳細は、3日に開幕する『SUPERBOOTH 2018』で明かされるはずです。

KOMA ElektronikのKOMPLEX SEQUENCER
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